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【無料記事/J1_2nd第3節第2報】短評◆終盤60分以降の対策に本腰を入れるべき。森重真人「後半の“ここで勝負”という相手の戦い方だった」(2016/07/13)

平井将生からウェリントンへ。この交替を機に、アビスパ福岡の戦い方は大胆に変化した。地上戦から空中戦へ。そしてその変化に、城福浩監督の言葉を借りれば、結果的には対応できなかった。

この日、ウェリントンはベンチ。あきらかに温存策だった。
このところ、東京が終盤によく失点していて、それをわかったうえで、福岡は東京対策を施してきたのではないか。
キャプテンの森重真人に「あの戦い方の落差は厳しかったか」と問うと彼は次のように答えた。
「あきらかに、後半の“ここで勝負”という相手の戦い方だったと思うし、自分らのここ数試合を観返せば“やっぱり終盤、FC東京の脚が止まって失点も増えている、そこを狙おう”と、相手は絶対になると思う。そういうふうに思われていることを、自分たちは、はっきりきょうでわかったし、急激に変えるのは難しいと思うんですけど、やっぱり取り組んで、やっていかないといけないと思います」

ここまでの成績を振り返れば、いかに東京が今シーズン低迷していようと、残留争いに苦しむ福岡との戦力差はあきらかだ。それをひっくり返されたということは、東京の選手のコンディションに問題があるか、意識や判断に問題があるか、相手に的確な対策を講じられているかのいずれかということになる。前回のホームと合わせて2連敗。実力差があればありえない話だ。福岡には二度つづけて策で上回られた。
そのことと、森重の言うように、周囲に「東京は終盤に脚が止まるから、そこが狙い目だ」と思われていること。
このふたつの問題に真剣に取り組まなければ、暑い夏のあいだに、完全に沈む。

 

 

 

 

 

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