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【有料記事】篠田体制でここが変わる。最終ラインの守備の修正。前田遼一の前線守備から始まるひたむきなサッカー(2016/08/05)

常々気になっていた今シーズンの守備の問題点について、篠田善之監督に訊ねてみた。ディフェンダーが迷いながらプレーしているように見え、推測するに、ディフェンスのマークの付き方が決まりきっていないのではないか──と思ったのだが、そこは監督も選手たちも気づいていたようで、今週、修正に着手したという。
「昨日(4日)少し、ディフェンスラインのトレーニングをしたときに、モリゲ(森重真人)とか4人とは(話をした)。彼らは自分が見ている選手が決まっていれば、負けないですよ、たぶん。だけどそのあいだに立たれたときに、どっちが見るのかはっきりしないときにやられている。それをもう少し、“おまえがはっきり見ろ”とか、単純なところなんですけど、そこはいまやっています。からだの向きがどうとか、基本的なところはもう一度、整理しようと。曖昧だったので。たしかにそれが失点につながっているシーンはありました。それをはっきり、クロスのときの守備だったり、じょじょにですけど、トレーニングを重ねながら身につけてほしいと思います」

前からプレッシャーをかけていく、ラインを高く上げるというコンセプトなど、継続する要素もあるが、よくなかった部分、変えるべき部分は、すぐに全部を完璧にすることはできなくても変えていくという意思が明白だ。
4バックの一角に入る小川諒也は、ディフェンスの修正に関して次のように語った。
「基本的なことで、マークの受け渡し、ボールの位置に応じたからだの向きを明確にして。ポジショニングを確認をやりました。新潟戦でも受け渡しのミスからディフェンスラインがウラをとられる場面があったので、そういうところをなくしていくようにはっきりさせたのは、自分たちにとってもよかったと思います」

新潟戦の反省点についても、篠田監督はもちろん修正を図っている。
「後半、点を奪ってからですね、せっかくボールを獲ってもすぐ相手に渡す。単純なミスも多かったし、あそこで本来なら自分たちがもう少しゲームの主導権を握れると、もう少し守る時間は短かっただろうし。失点はしていませんが、

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