【有料記事】求められる攻撃力の向上＜2＞東慶悟「相手に獲られたボールをすぐに回収して自分たちで握る」～湘南との戦いに向けて森重真人、秋元陽太、篠田善之監督（2016/09/09）

2016年09月09日 12時28分　
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8日、ランニングで調整する森重真人とネイサンバーンズ。

失点が少なくなってきた守備に手応えがあることもあるのか、笑顔もかいま見える秋元陽太（※7日撮影）。

8日、代表招集から復帰の森重真人とネイサンバーンズはともにランニングや対面パスで汗を流す別メニューをこなし、負傷離脱中のムリキはベンチから練習を見学した。丸山祐市は前日につづきフルメニューに取り組み、激しいディフェンスを披露。チーム全体としては映像で次節の対戦相手である湘南ベルマーレを分析した。具体的な対策は本日9日の非公開練習で落とし込むものと見られる。

◯奪ってからのすばやい攻め

今シーズン、得点の少なさに苦しむFC東京だが、篠田善之監督が就任後、ボールを奪ってからすばやく相手の背後を衝く戦い方に的を絞り、改善の兆しがある。東慶悟はこのショートカウンター中心の攻撃に光明を見出している。
「相手がブロックを敷いた場合にそうそう崩せる機会はない。相手に獲られたボールをすぐに回収してショートカウンターをするほうがチャンスになったり得点につながることが多いと思う。そこをいまチームとしてやれているので、つづけながらも、そこで失わずにゴールに行くことや精度を積み上げていかないといけない。切り換えのところをもっともっと向上していって、すぐに回収して自分たちで握るというところを高めたほうが、よりよいチームになると思う。8枚9枚で守る相手を崩すチームは世界でもあまりない。切り換えて速く攻めるところをめざしたほうが東京らしい」
ボール支配力を高めようとしてなかなかうまくいかず、カウンターによる得点増を図ったのが今シーズン前半のFC東京だった。ブロック守備の相手に対して前がかりになりパスで攻め立てるサッカーがあまりうまくいかないという体感はランコポポヴィッチ元監督の頃からあるようで、篠田善之監督が示している方向性は、現実的な解決策だと東は感じていることがわかる。そして切り換えた瞬間にはもうゴールを狙う状態になっている、そうした意識はチーム全体に浸透しつつある。
「そうですね、シノさんも練習中から声をかけてくれるので、チームに浸透していっていると思います。次の湘南はブロックをつくってくる時間帯も、前からプレッシャーをかけてくる時間帯もあるでしょうから、そこはうまくバランスをとって戦っていかないといけないですね」

◯湘南ベルマーレにどう立ち向かうか

「（ファーストステージで対戦したときと比べて）湘南に大きい変化はないと思う」と篠田監督は言う。
「湘南は湘南だな、

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