青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

【有料記事/J1_2nd第11節第1報】攻激!攻劇!シノ東京!強気のサッカーで3-0大勝!貴重な追加点の河野広貴「個人的にも結果が欲しかった」(2016/09/10)

FC東京は9月10日、味の素スタジアムで湘南ベルマーレに勝利。勝点を39に伸ばしてサガン鳥栖を抜き、J1年間順位を10位に上げた。セカンドステージの勝敗は5勝5敗1分け。篠田善之監督が指揮を執りはじめてからの成績はリーグ戦が4勝1敗1分け、カップ戦が1勝1分け。
前半44分、中島翔哉がこの試合を含めて公式戦4試合中3得点めとなるゴールで先制すると、後半30分に河野広貴、後半35分に前田遼一が追加点を挙げ、3-0とリード。最後は攻撃時3-4-3、守備時5-4-1となるシステムで吉本一謙をディフェンスラインの中央に戴き、理想的な試合運びで逃げ切った。
なお、この試合で三枚めのイエローカードを提示された田邉草民は次節出場停止の見込み。

○河野広貴、スーパーゴールで味スタの主役に

これまで、あえて黒子役を買って出ていた河野広貴が主役に踊りでた。東慶悟の浮き球を受けた河野が、右斜めに、コートをクロスするようにボールを運んでいく。前田遼一に預けた河野はワンツーリターンの恰好でボールを受け直し、今度は左へと力強く進む。最後は左に重心を傾けていた相手ゴールキーパーの逆を衝くように、左足でゴール右へと豪快なシュートを叩き込んだ。

このダイアゴナルな動きは勝手な発想ではなく、要求されているものだった。
「いつもやれっていう指示は出ていますね」
中島翔哉も同様に斜めの動きをしていたが──と訊くと「意識していると思います、やっぱり」。個人技に長けた両翼が斜めに進入して相手守備陣を切り裂き、ディフェンダーをちぎることで、東京は決定機をつくり、その迫力と決まる確率を高めていた。

ただし、バランスがある。ムリキの後継として左サイドハーフに入った中島は、

(残り 1769文字/全文: 2484文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ