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【有料記事/ルヴァンカップ準決勝第1戦第2報】「1点じゃ足りない」中島翔哉、セカンドレグへの激白。そしてバーンズは(2016/10/05)

先制し、きょうこそは勝てるかと思っても、圧力を高めてFC東京陣内へと押し込んできた浦和レッズに耐えきれず、ゴールを許してしまう。
試合後の共同記者会見で篠田善之監督は「いまさら何を言ってもしょうがないので、次に向けてがんばります」という言葉がすべてをあらわしていた。

前からプレッシャーをかけてその守備が嵌(はま)っている時間帯には、すべてがうまくまわっていた。特に、ファーストハーフの終盤1/3と、先制点を挙げた後半4分を含むセカンドハーフの開始からの序盤1/5には得点のチャンスがあった。
しかし90分間この状態をつづけることは難しい。結果論だが、優勢の時間帯にもっと得点していれば負けなかったかもしれない。

ミックスゾーンにあらわれた中島翔哉に、攻撃陣としてもっと点を獲っていればという気持ちがあるのではと訊ねると、苦笑交じりに「あと1点というか、獲れるだけ獲らなきゃいけない。それはどの試合も変わらないと思うんですけど」と答えられた。
押し込まれた時間帯にもロングカウンターのチャンスはあった。そこで1点を獲るだけで引き分けにはできていたはずだが、そうはならなかった。
「1点じゃ足りない、ということですね」

プレーに迷いはなく、いつもどおり。しかし結果が出ない。

「自分は変わらず、常にゴールへ向かうこと、前を向くこと。ボールを持ったらなるべく速く攻めていくことを意識しているので、そこは点差、勝っているか負けているかに関係ない。自分は考えて何かをやるというよりは、感覚的な部分でゴールに向かうなかで自然とそういうプレーが出る。アイデアだったり、シュートだったりが出るので、ゴールに向かうことが大事です」

チーム全体に弱気が感じられるのだとしても、中島はそれを払拭するつもりだ。

「浦和はすごく強い、日本で一、二を争うチーム。毎回負けていて、

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