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【無料記事/天皇杯準々決勝第1報】ショートレポート◆川崎フロンターレに力負け。来シーズンへの糧とするべき準々決勝敗退(2016/12/24)

12月24日に各地で天皇杯準々決勝が開催され、FC東京は味の素スタジアムで川崎フロンターレと対戦。1-2で敗れ、この大会を8強で終えた。
序盤、川崎の巧みなビルドアップと個人技に翻弄され、ゴール前をタイトに締めることができなかった東京は防戦一方。20分に右サイドバック田坂祐介からのクロスを大久保嘉人に右足で決められ先制を許すと、28分にはゴール前中央で右に流してきたエドゥアルド ネットのパスを受けたエウシーニョに守備陣の逆を衝かれ、左隅に決められて2点を先行された。
結局この2失点が最後まで響き、東京は後半アディショナルタイムに小川諒也のフリーキックから平山相太が走り込みながら頭で決めたゴールで1点差に追いすがったものの同点にはできず、1-2でタイムアップの瞬間を迎えた。

試合後の共同記者会見に臨んだ篠田善之監督は、小川を投入してサイドの主導権を握りゴールをめざしたセカンドハーフについて「小川を入れてギアをアップしたんですけれどもその1点が非常に遠く、またピンチもそんななかで招いてしまったところは、非常にチームの力不足というか、積み上げてきたものに少し差があったかと感じています」と語り、「まだいろんなものが足りない。ぼくも足りないし、選手もどういうサッカーを積み上げていくかはっきりして来季につなげたい」と言葉を継いだ。
なんらかの不手際ということではなく、すべての面で自分たちよりも少しずつ上の水準にあるチームに、純粋な実力差で敗れた試合だった。

「チームを離れる選手もたくさんいてどういう構成になるかまだはっきりしないですけれども、やれることをしっかりとやって、この敗戦を活かしていく、一人ひとり、あるいはクラブ、そして私、すべて(の者が)、考えていきたいと思っています」
篠田監督はこう締めくくった。
これで今シーズンすべての戦いを終えたFC東京。最後はJ1屈指の支配力を誇る川崎に成熟したサッカーを教えられるような試合となり、悔しさが募るが、貴重なレッスンの機会であったことも確か。この経験値を来シーズンも所属する選手が継承し、新しくやってくる選手とともにさらに一段階上のチームをつくっていくことが、次の目標となる。

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