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【有料記事】完全移籍の林容平「大分は街もひとも大好きですし、(トリニータの)選手もそうです。ほんとうにあったかいところ」(2016/12/25)

昨日12月24日の天皇杯準々決勝敗退を以て今シーズンの全日程を終えたFC東京トップチームは本日25日に解散。大分トリニータへの完全移籍が決まっている林容平が取材に応じた。
林は2014年の8月から12月まで大分に期限付き移籍、20試合1693分間出場して7得点という結果を残している。東京ファン好みのドリブルとヘディングを持ちながら、持てるポテンシャルを発揮しきれなかった林は、なじみのあるクラブで再出発を図る。

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「J3でも練習試合でも、FC東京はビッグクラブだから、いろんなひとが見ている」
東京に在籍中、林はコーチングスタッフにこう励まされたという。そのとおりになった。J3リーグからJ2への昇格を決め、J1をうかがう大分に望まれ、移籍を決めた。

2016シーズンは、ことしからFC東京U-23が参加するJ3で得点を重ねた。チームが初めて勝点を獲得したJ3第5節vs.ガンバ大阪U-23戦(△1-1)で中島翔哉の右コーナーキックをヘディングで叩き込み、J3第27節vs.SC相模原戦(◯4-1)ではハットトリックを達成。印象的な7得点を20試合1636分間に生み出した。大分への期限付き移籍時とほぼ変わらないペースでの量産。いわきFCとのチャリティーマッチでも怒涛のドリブルで終盤にダメ押しのゴール。フォワードとしての仕事を果たした。

「やれる環境ではちゃんと準備してがんばってきたつもり。もちろん、選手は与えられたところでやるしかないもので、最後は監督が決めることですから。7点では物足りないですけれども、いまの立場でやれることをやろうと、ずっと意識していました」

23歳以下という年齢制限があるチームで、オーバーエイジ(OA)の林はチームメイトを牽引する立場になった。
「キャプテンマークを巻かせてもらって。若い選手が多くて自分がいちばん上という立場が多かった。本来はけっこうしっかりしていない──というかそういう性格なので(苦笑)、少し躊躇するところはありましたけれども、でもちょっとだけ、(若手を)引っ張る、いじられながらも上の立場になった気持ちの変化のなかでやれたのは、

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