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【有料記事/新人戦決勝L第1節】恒例の“スロースターター”ぶりも、個々のクオリティを証明して後半に猛攻、初戦7-0大勝で発進したFC東京U-18(2017/01/22)

後半猛攻の口火を切った今村亮一。

後半猛攻の口火を切った今村亮一。

大胆な攻撃参加で喝采を浴びていた坂口祥尉。

大胆な攻撃参加で喝采を浴びていた坂口祥尉。

2-0となるゴールを挙げ、平川怜とタッチする久保建英。

2-0となるゴールを挙げ、平川怜とタッチする久保建英。

スターティングメンバー。

スターティングメンバー。

本日12月22日、FC東京U-18は東京ガス武蔵野苑多目的グランドで平成28年度 第18回 東京都クラブユースサッカーU-17選手権大会決勝リーグ第1節に臨み、杉並FCユースから7-0の勝利を挙げた。
サイド攻撃に対抗してか、自陣に組織をつくり守ろうとする杉並FCユースに、序盤のFC東京U-18は苦しんだ。思い通りのプレーができず、五分五分の立ち上がり。そのような状況でも、前半13分、岡庭愁人の右コーナーキックにファーで詰めていた原大智のシュートで先制点を挙げると、その長身の原に一度ボールを入れる組み立てを増やし、FC東京U-18はじょじょにペースを掴み始める。しかし前半34分、警戒して近寄れない相手によってスペースができた瞬間に久保建英が左足を振り抜き、すばやいシュートでゴール右隅を陥れる追加点をマークしても、杉並FCユースを完全に突き放すにはいたらず。2-0のまま、相手にも得点の可能性を残したままハーフタイムに入った。ここでの修正とメンバー交替が奏功、セカンドハーフは圧倒的に攻め立てて5点(後半6分に今村亮一、同10分に荒川滉貴、同24分、26分、42分に吉田和拓。吉田はハットトリック達成)を挙げ、守ってもゴールを許さず完封勝利。試合に入る時間帯の重さ、ぎこちなさはあったものの、個々がチャレンジするというテーマをまっとうし、今後につながる2017年の初勝利となった。
次週12月29日の第2節は、同じ東京ガス武蔵野苑多目的グランドでFCトリプレッタユースと対戦する。

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「毎年恒例、じゃいけないんですけど……」と、佐藤一樹監督も苦笑いだった。実力に多少の開きがあったとしてもなかなか大差になりにくいサッカーで7-0の大勝はたいしたものだし、トータルとしては悪くない内容だったが、そのスコアからは想像がつかないほど、キックオフ早々の時間帯にかぎっては、FC東京U-18はストレスを抱え、不安そうなプレーをしているように見えた。
シーズンの始まりで、かつその最初の試合の導入部分とあっては、いわゆる“入り方”が難しいことは容易に想像できる。新しいチームも、その魔手から逃れることはできなかったというわけだ。
「やっぱり初戦なので、うまくいかない、こんなはずじゃない、というところは少しあったと思います。ウチは毎年恒例……恒例、じゃいけないんですけど。自分たちが思い描いていたような展開にならずに、ストレスが少し。そこを改善していくという立ち上がりは、

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