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【有料記事】「示した結果と内容は自分たちのもの」昨年の勝利を礎に、より慎重に、より大胆に。カシマに自信を携え、いざ征け東京(2017/02/23)

寒風吹きすさぶ天候により、屋内にミックスゾーンが設けられた2月22日、篠田善之監督、そして林彰洋が、開幕戦に向けた決意を語った。

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21日火曜日の夜、スタッフとともに県立カシマサッカースタジアムに赴き、鹿島アントラーズと蔚山現代のACL第1戦を観戦した篠田善之監督は「相手にとっていやなことをしてくる全員サッカーのチーム」と、現役J1王者をあらためて警戒した。
ただし、畏れることはない。昨年10月22日に鹿島を破ったときのサッカーは、J1開幕戦に向けて携えていく自信にしてよいものだ。
「自分たちが示した結果とパフォーマンスは自信にしていいと思います。もちろんメンバーが替わって(鹿島の)状況がいろいろと変わったかもしれませんけれども、大きくは変わっていない」


鹿島が以前よりもさらに強くなっていることは事実だが、東京も無為に時間を過ごしてきたわけではない。
「同じやり方ではわれわれも苦しい結果になるのでそれ以上のものを出さないと、鹿島くらいの相手だと勝点はウチに来ない。より慎重に、より大胆にやりたい」

新守護神の林彰洋も、東京がハードな守備で鹿島に立ち向かうのだろうと予感させる言葉を残している。
「開幕戦という状況で硬くなることもあるだろうし、かんたんにいく相手でもない。きつい試合をしても結果を残したい」

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昨年の陣容に加えて新加入選手が純粋な上積みになっている鹿島。やはり新戦力が気になるところだ。
篠田監督は相手のキープレーヤーとしてレオ シルバの名を挙げた。
「J1の開幕でわれわれと試合をするときには(前夜のACLから)スターティングメンバーが替わってくると思う。2セットくらいのパターンを持っていることは予想どおりでした。(警戒するべき攻撃の)ひとつはレオ シルバ。真ん中でゲームをつくり、2列めから入ってきて、フリーキックも蹴る。すべての面で効いていると思います」

林彰洋はゴールキーパーとしての観点から、鹿島の新守護神、韓国代表のクォン スンテを次のように分析した。
「クォン スンテはけっこう反応系かなという感じがします。かんたんにゴールを割らせてくれない感覚がある。ただしアグレッシヴに(前に)出てきてくれたりもするので、

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