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【有料記事】Preview2◆得点への足がかりは「ウラ」「二次攻撃」~高萩洋次郎、中島翔哉、橋本拳人、東慶悟(2017/03/03)

高萩洋次郎(3月1日撮影)。

高萩洋次郎(3月1日撮影)。

橋本拳人(3月1日撮影)。

橋本拳人(3月1日撮影)。

中島翔哉(3月1日撮影)。

中島翔哉(3月1日撮影)。

東慶悟(3月1日撮影)。

東慶悟(3月1日撮影)。

◯中盤からの攻撃

大宮アルディージャに所属するサンフレッチェ広島F.Cユース出身の大屋翼に「同級生なので負けたくない。それだけです」と素直な闘争心を燃やす高萩洋次郎。相手を分析して戦い方を検討するなかで、やはり「よくない失い方をしないように」との言葉が出てきた。
「相手もブロックをつくってくるので、ボールを持てる時間はあると思う。変な失い方だけはしないようにしたい」

では、そのマイボールの時間に、中盤や最終ラインがボールを持ったとしてどこを狙うべきなのか。90分間、急ぐ攻撃ばかりというわけにはいかないが、パスを廻すだけというわけにもいかない。練習をしているときも、篠田監督から、一気にウラを狙うことも考えてほしいという声が飛ぶことがある。
中盤にパスをつけながら、順次展開していくのか。一発でウラを衝くのか。
「相手によると思うし、状況にもよると思います。ほんとうに一発でウラがとれるのなら、それがゴールにつながるのなら、いちばんいいと思います。そこを狙いつつ、ただ、それだけだとボールを失う回数も増えてくるだろうし、ディフェンスの時間が増えるのは考えないといけない。それ一個だけ、にならないようにしたい」

ビルドアップの次は、仕掛けて相手の背後をとり、チャンスをつくる段階がある。その先にはフィニッシュがある。それは時間をかけて解決していくものなのだろうか?
「相手との兼ね合いもあるし。でも、自分たちでしっかりチャンスをつくるというのは今後課題になってくると思う。相手を崩すとか、そういうのは試合をやりながらみんなで話をして、変えていけるところはあると思います」

高萩は「公式戦をやっていかないと選手個々の癖はわからない。年間を通して右肩上がりになるようにしたい」と言う。大宮を攻略しようとするなかで、東京はまずチャンスの構築に挑むことになるが、相手の守備組織はそれなりに堅固だ。後退してブロックをつくった彼らを崩すのは骨が折れる。しかしだからこそ成長の糧ともなる。
橋本拳人は言う。
「昨年もホーム開幕が大宮だったけど負けてしまったので借りを返したい。大宮は4-4のブロックをしっかりつくってくるので、どう崩すかがカギになる。相手も攻撃力があり、ウラに出てくる速さもあるので、そこを警戒しつつ、

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