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【無料記事】ショートレポート◆目撃できるか、波多野豪(2017/03/09)

U-20日本代表候補にもなった波多野豪。写真は3月8日の練習試合のもの。

先日、U-20日本代表候補として若手主体のFC東京と戦った波多野豪。5月20日から開催されるFIFA U-20ワールドカップに出場する可能性が出てきたが、所属する東京でも可能性は拡がっている。J1のメンバー入りか、J3あるいはルヴァンカップの先発か。今週末から次週のミッドウイークに向け、波多野から眼が離せなくなってきた。

8日におこなわれたくだんの練習試合で鈴木喜丈のシュートを防いだ場面では、そのコースに撃つよう誘い込んだのだという。
「自分がちょっと遅れていって、そのファーのコースに撃たせる。練習どおりにできたので、満足しています」
相手を誘い込む対応は、開幕のvs.鹿島アントラーズ戦でも林彰洋が実践していた。ジョアン ミレッGKコーチによる指導なのだろうか?
「はい。ジョアンがそういうふうに教えてくれた。そのとおりにできてよかったです。日々の練習がとても充実しているので、すごく楽しいです」
ジョアンの教えが生きているとは、ゴールキーパー陣が揃って口にする言葉だ。

J3またはルヴァンカップのみならず、J1も視野に入ってきた波多野は、この目標に燃えている。
「はい、まずはそこ(トップチームのメンバー入り)をめざしています。その後に日本代表であるとか各々、ついてくると思うので。チームで結果を出して、5月にあるワールドカップをめざしています。行けるのなら結果を残したい」
いつでもJ1に出られる状態にしておくためにも、すべての実戦機会を有効に活用するつもりだ。昨年、J3で出場を積み重ねた圍謙太朗がACLでの先発を勝ち取った事例を、2種登録でトップチームに帯同していた波多野は間近で見て知っている。夢と現実の接近が、目標に向けた努力に波多野を駆り立てている。

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