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【無料記事/J1第4節第1報】速報◆阿部拓馬のクロスが呼んだオウンゴール、ピーター ウタカ初ゴール、そして大久保嘉人初ゴール! 多摩川クラシコに大勝利!(2017/03/18)

3月18日、FC東京は味の素スタジアムでJ1第4節に臨み、川崎フロンターレを3-0で下した。これでリーグ戦は3勝1敗。
川崎はキックオフからエンジン全開。強烈なプレッシングと高い個人技を活かした攻撃で東京を押し込む。しかし東京も中盤で激しいボールの奪い合いに応じ、一歩も引かない構え。篠田善之監督のハーフタイムコメントに「ショートカウンターでチャンスはつくれている。最後のパスの精度を高めていこう」とあるとおり、ファーストハーフの45分間はショートカウンターを発動させると相手ゴール付近まで一気に進入できていたが、フィニッシュだけが決まらないという状態。前半27分、阿部拓馬が左からゴール前を斜めに横切るように送った強いボールにファーで大久保嘉人が合わせた場面は、ネットを揺らしながらオフサイドの判定。結局、0-0でハーフタイムに入った。

セカンドハーフも一進一退の緊迫した攻防は変わらず。
後半17分、東京は永井謙佑を下げてピーター ウタカを投入。阿部を右サイドハーフにまわし、ピーター ウタカと大久保(嘉)を前線で組ませる布陣に移行した。
23分には橋本拳人との交替で田邉草民をボランチに配置、さらに攻撃のスイッチを入れようという東京が31分、ついに均衡を破る。高い位置でボールを奪い、大久保(嘉)からスルーパスで渡ったボールを阿部が左から低いクロス。これが川崎の田坂祐介を経てゴールキーパー、チョン ソンリョンの足に当たりオウンゴールによる先制点。東京が1-0とリードした。
さらに41分、左サイドから放った太田宏介のすばやいクロスに、ゴール前に走り込んだピーター ウタカが足で合わせて2点め。
そしてアディショナルタイムの47分、大久保(嘉)がピーター ウタカとのワンツーで抜け出すと、このボールを大事にしてしっかりと枠内に転がす!
待ちに待った13番の今シーズン初ゴールで3-0とリードした東京はその後の時間をなんなく抑え、タイムアップ。前節のユニフォーム投げ捨てで不興を買った大久保(嘉)が、チームメイト、そしてファン、サポーターとひとつになる汚名返上の一撃で、中断期間前最後の試合となる多摩川クラシコを締めくくった。

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◆書評
http://thurinus.exblog.jp/21938532/
「近未来の東京を舞台にしたサッカー小説・・・ですが、かなり意欲的なSF作品としても鑑賞に耐える作品です」
http://goo.gl/XlssTg
「クラブ経営から監督目線の戦術論、ピッチレベルで起こる試合の描写までフットボールの醍醐味を余すことなく盛り込んだ近未来フットボール・フィクション。サイドストーリとしての群青叶の恋の展開もお楽しみ」
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