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【有料記事】溶け込もうとする姿勢と、競争に勝とうとする努力(2017/03/21)

ルヴァンカップでの公式戦初シャーを「No practice」と言い、不出来を自覚した様子で振り返っていたピーター ウタカは、リーグ戦での初シャーについては「今回はカズ(吉本一謙)に教えてもらった」と、満足げだった。これだけをとっても、溶け込んでいこうとする側と、迎えようとする側の姿勢いかんで、結束が促されるものなのだということがわかる。

加入した時期は大久保嘉人よりも遅かったが、大久保よりも一足先にルヴァンカップでゴールを決めていたピーター ウタカは、点獲り屋としての実績に於いては先行する立場にあった。J1第4節、多摩川クラシコで大久保が決めた初ゴールをアシストしたピーター ウタカは、悩める13番を支えようという気持ちで、あの絶妙なリターンパスを送ったようだ。
「大久保選手はこの三試合、すばらしいハードワーク、献身的なプレーをしていたと思いますけれども、不運なことも重なり無得点でした。いいかたちのいいアシストで、彼のファーストゴールをしっかりチームとしてサポートできたことがよかったと思います」

「チームとしてサポート」というところが重要だ。選手が個々に独立してすべての1対1を制すれば勝てるという考えもあるのかもしれないが、

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