青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

【無料記事】日本代表予備登録メンバーの話(2017/03/28)

先日、AFCが「2018FIFAワールドカップロシア アジア最終予選」の、日本代表予備登録メンバーを公表した。FC東京からは林彰洋、丸山祐市、森重真人、室屋成、小川諒也、太田宏介、橋本拳人、中島翔哉、髙萩洋次郎、米本拓司、永井謙佑、大久保嘉人がリストに入っている。

本日3月28日のvs.タイ戦を終えると、残る予選は6月13日のvs.イラク戦(AWAY)、8月31日のvs.オーストラリア戦(HOME)、9月5日のvs.サウジアラビア(AWAY)のみとなる。最後のvs.オーストラリア戦とvs.サウジアラビアとのあいだで、今回の遠藤航と小林悠の追加招集のように、多少の入れ替えが生じる可能性はあるが、はたして東京の選手はそこに割って入るのだろうか。

1チームから3人までと考えるなら、東京からは森重+ふたりが最多になる。そのふたりが誰なのか。今回、vs.UAE戦とvs.タイ戦のために選出された林と髙萩は、もちろん実力を評価されてのことではあるが、その時点で編成が厳しいポジションの選手ということで呼ばれたという面もある。都度、チーム事情によるわけだ。

仮にの話だが、たとえば吉田麻也、昌子源、植田直通らがなんらかの事情で招集できない、あるいは離脱したとなれば、丸山が入ってくる、あるいは原口元気や久保裕也などのウイング担当が軒並み不在のときに、永井が入ってくる、そういう選ばれ方になるかもしれない。

もし前線で点が獲れないとなった場合に、川崎フロンターレの中村憲剛および大島僚太と同時に大久保が、長友佑都や酒井高徳に何かがあった場合に太田、あるいは小川が呼ばれる事態となれば、これは事件だ。

しかしいずれにしても、秋の時点でけがなくコンディションが整い、いいプレーをしていることが前提条件。個々にパフォーマンスを高めていかないかぎり、ミラクルは起きない。言い換えれば、東京の選手たちがリーグ戦で活躍し、東京が上位から後退しないのであれば、森重以外に常時ふたりが選出される状態がつづく可能性は高い。なにしろ、スタメンのほとんどが予備登録メンバーに入っている。東京が常に“見られている”ことは明白だ。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ