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【無料記事】篠田丸、再起「やるべきことは決まった」(2017/04/12)

大久保嘉人……右太腿のハリ。
東慶悟……若干体調がよくない。
ピーター ウタカ……少し膝を痛めた。
以上の理由で各々がフルメニューを回避し、経過を観察している。重い症状ではないが、彼らのその後を含めた今週末のチーム状況によっては入れ替えがあるかもしれないと、篠田善之監督は言う。そう、メンバーはまだ決まっていない。

4月16日の日曜日に開催されるJ1第7節で、FC東京は浦和レッズと対戦する。強敵だ。浦和は質が高く、東京から見て負け越している過去の実績を抜きにしても、彼我の差がそれなりにありそうだ。浦和は昨日11日夜、ACLグループステージ第4戦に臨み、ホームで上海上港を下したが、決勝点ではいい崩しがあり、西川周作はPKを含むシュートストップで絶体絶命の危機からチームを救った。
この相手を篠田監督はどう見たのだろうか。

「昨日観に行ったんですけど、浦和はみんな仕掛けられる。相手の嫌なことを特にアタックのほうではできるので、それに怯んで何もしないというよりは、そういうものにもしっかりと立ち向かって対応して、自分たちが出ていけるシーンをたくさんつくれるかどうか。たぶん浦和は時間が経つとともによりアタックにスイッチが入ってくると思うので、90分を通して試合を進めていきたいな、と。ただそれは、最初からこの時間帯はああでこうでと計算できるものではないので、そのときの状況をしっかりと見ながら進めたいと思っています。まあ、やっぱり強かったですよ、浦和は。PKはちょっとあれでしたけど、決定機もたくさんつくっていたし。ウー レイがよかったですね。ウー レイいいなと思いながら観ていました(笑)」

強い相手に対してただ受けにまわるだけではやられてしまう。球際に激しく、堂々と立ち向かうことで五分以上の結果を得ようとする篠田東京は、その原点に戻り、再起する必要がある。
篠田監督は言う。

「とにかく立ち向かっていきたい。それだけです。やるべきことは決まったんで。自分たちがこの前のゲームで全然だめだったというのはあきらかなので、立ち返るところは、そこだけだと。それをみんなでやりたい。結果はわからないですけど、そういう姿勢はやっぱり失っちゃいけないなと思います」

8勝2敗2分けで乗り切った昨年のリーグ戦終盤、あるいは今シーズンの開幕2戦で見せた、真摯に立ち向かう姿勢という原点への回帰なくして勝利は得られない。変革の途上で路を外れがちであることも、気づいた時点で修正しなければならないことも、選手たちは理解している。森重真人は率直に述べた。

「自分たちの悪いときに戻ってしまっていたのに気づいて、やるべきことをもう一度見つめ直した。この作業をことしあと何回しないといけないのかという不安もありますけど、いろいろ変えることはかんたんじゃないと思っています」

道のりは険しく、自らを変えることは容易ではない。しかし気づいたからには、まずは全力で戦ってみることだ。

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