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【有料記事】フィニッシュの改善に着手した篠田東京。復帰秒読みの髙萩洋次郎も加わり得点力向上を狙う(2017/04/20)

「激しい接触は避けている」と言いつつも決定的な場面を演出している髙萩洋次郎。

「つづけていくしかない」と、すり合わせる努力を重ねる阿部拓馬。

プレッシャーをかけてボールを奪う基礎も重要だと指摘する東慶悟。

決定機を逸する問題の解決から眼を背けず、攻撃の練習に取り組んでいる篠田善之監督。

前線からプレッシャーをかけてボールを運び、ゴール付近に入るところまではできていたものの、精度不足で決定機をものにできず、また引いた相手を崩せなかった、前節の反省から、今週のFC東京は攻撃面を重視した練習に取り組んでいる。
東慶悟が「浦和戦で獲れなかったフィニッシュの精度や発想、アイデアを共有して、という部分だと思います」と言うとおり、相手ゴール近くで明確な攻略の意図を持ったうえでそのイメージを共有していくトレーニングを、7対7や4対4などのメニューを通しておこなっていた。
ボールを奪い、運んだその先の練習について、篠田善之監督は次のように語った。
「昨日もきょうもそのトレーニングをしっかりやりました。なかなかそんなにかんたんにはいかないし、サッカーはゴールを割るのが難しいスポーツですけど、もう一度映像を見ながら、こういうときどうするかとか、こういうときもう少し降りてきたらいいねとか、それ、きょうはうまくできたと思います。相手がいることなので、状況を把握しないといけない」
一度のトレーニングで大きく進歩できるものではないが、少しずつでも取り組み、積み重ねていかなければいけない。阿部拓馬も「そんなにすぐにはできないと思うので、つづけていかないといけない。ちゃんとそれを意図して試合でも練習でもやっていけば合ってくる。つづけることが大事」だと認めた。

決定機づくり、フィニッシュの段階でイメージを共有するには、まず出し手が「こうしたい」というアイデアを持ち、どこを狙うか、戦略的にプレーしないといけないのでは――と問うと、篠田監督は同意した。
「そうだと思います。ゴールが割れているならそれが戦略的なものということになるのだろうし。ただ“背後に出ているけど足許に出しちゃう”とか、そういうところはなくしていかないと。ペナ(ルティボックス)の前30メートルに進入している回数は多いですけど、

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