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【有料記事】J1第13節Preview◆この一戦が東京にとっての分水嶺となるか。甲府を下し、上位を追え(2017/05/27)

ルヴァンカップグループステージ第6節で今シーズンの公式戦初ゴールをマークした前田遼一。いまやキープレーヤーになりつつある。

「スペースを消されても背後を取りに行かないといけない」と、篠田善之監督。

あす5月28日、FC東京はホーム味の素スタジアムでJ1第13節に臨み、ヴァンフォーレ甲府と対戦する。
甲府の採用するフォーメーションは5-3-2(5-1-2-2)で、14位に沈みながらもそのわりに失点は13と少なく、堅守が目立っている。ボール支配率が55対45あるいは60対40に落ち着くことが多いサッカーに於いて、甲府は40から45パーセントの側になるわけだが、珍しく支配率が60パーセントを超えた第7節でアルビレックス新潟に敗れ、40パーセントを割った第8節にセレッソ大阪と引き分け、第9節ではヴィッセル神戸に勝っているのだから、対戦チームにとってはむしろ自分たちがボールを保持しているときのほうが危険な状況だと言えよう。

ルヴァンカップグループステージ第6節に途中出場、今シーズンの初ゴールをマークした前田遼一は甲府について「ブロックをつくって、というイメージが強い。ああいう相手だと必ずチャンスは来ると思うから、それを決めるか決めないかだと思います」と言っている。
ブロックをつくるチームに対してはその前で自軍のフォワードがふんばり、ポイントをつくってから攻め込む手段が有効なのではないか――と篠田善之監督に問うと、答えは「押し込むことは多分可能だと思うんですけど、そこから先はいろいろなクオリティとタイミングと、キープできる選手が必要かなと思います」。キープできる選手という特長を考慮するなら、

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