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【有料記事】コラム◆舐めてはいけない天皇杯初戦。比較的いい条件が揃う今回はどうなる?(2017/06/20)

FC東京はあす6月21日、味の素スタジアムで今シーズンの天皇杯初戦となる、AC長野パルセイロとの2回戦に臨む。
東京にとって天皇杯と言えば、優勝経験があり、ベスト4やベスト8に進出する頻度が高く相性のいい大会である反面、初戦で苦労した年も多い。2000年、2001年、2012年には、それぞれヴァンフォーレ甲府、横浜FC、横河武蔵野FCに敗れているし、2003年と2016年のHonda FC、2007年のTDK SCとの試合では、最終的にはかろうじて勝ちながらも点の獲り合いとなり、楽勝とはいかなかった。

旧JFL時代にベルマーレ平塚や鹿島アントラーズを撃破していた東京ガスは1999年、初年度のJ2にスライド参入、FC東京として迎えた最初の天皇杯でも4回戦に進出する、なかなかの成績を残している。ジュビロ磐田に敗れるまでの戦果は都道府県代表となっていた高校2チーム、草津東高校と初芝橋本高校から挙げた勝利と、大手スポンサーのフジタが撤退し弱体化した平塚相手の延長戦での勝利。カテゴリーが下のチームがJ1に立ち向かうという構図で、旧JFL時代の強さが残っていた。
ところがJ1に昇格すると事態は一変。J2でも最下位を走っていた甲府、新JFLからJ2に昇格して間もない横浜に敗れ、

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