【有料記事】新人類の逆襲~鉄壁の盾ブラウブリッツ秋田に臆することなく立ち向かえ!◆内田宅哉、鈴木喜丈、岡崎慎(2017/06/30)
7月1日、FC東京U-23は味の素フィールド西が丘でJ3第15節に臨み、首位のブラウブリッツ秋田と対戦する。
秋田はここまで13試合を戦い(※第3節がお休み)失点はわずかに5。第7節からの8試合にかぎっては第12節のvs.カターレ富山戦で喫した1失点のみで7試合の完封勝利がある。当然のごとく今シーズンは負けなしで10勝3分け。J3最強の相手と言っても過言ではないだろう。
しかし「勝てない」とはなから諦めても得るものはない。成人式を過ぎたおとなたちと異なるマインドを持つ19歳以下の選手たちは、強敵に対して絶対に勝てるとも思っていないが相手を必要以上に畏れて動けなくなることもない。そのある種の図太さが勝利への突破口に、またはできるかぎり抵抗する力につながるのかもしれない。
アスルクラロ沼津に大敗した前節で退場した山田将之とユ インスはあすのvs.秋田戦が出場停止処分の対象となり出場できないが、替わりに出る若者も推進力となるだろうし、彼らに手本を示そうとプロ一年生たちが必死になるかもしれない。
あえて古い流行語で形容するなら新人類。その異物感で秋田に立ち向かってほしい。
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沼津に敗れた翌6月26日の小平で、前節唯一の得点を挙げた岡崎慎は、飄々とした顔で取材に応じていた。
「意外とからだが動いていたのでそこはよかった感じがするんですけど、フルコートで練習する時間が少ないのでボールフィーリングや距離感がまだ戻ってきていない。おかげであのゴールが獲れたのかもしれない(笑)」
ロングボールがそのまま転がりゴールに入ってしまった岡崎の同点ゴール(※前半17分、1-1。その後1-6とされた)だが、なんと、直接ゴールを狙うつもりはなかったのだという。
「(前線の選手が)ワンタッチでちょっと触れば決まるくらいのところにはボールを置きたくて。ピッチもピッチで、(雨の影響で)奥に蹴ってワンバウンドで止まる状態ではなかったので、
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