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【無料記事/ルヴァンカップ準々決勝第2戦第1報】篠田善之監督は当面続投。ラスト10試合をどう戦うのか(2017/09/04)

ルヴァンカップノックアウトステージ準々決勝で2戦合計1-7と大敗、タイトル獲得の可能性が事実上消滅したFC東京では、当面、篠田善之監督を続投させる方針であることがあきらかになった。関係者によれば篠田監督は「この結果は全部自分の責任だとわかっている」と語っていたというが、一日、二日の冷却期間を置き、あらためて話し合う予定。

基本的には残り10試合となったJ1を篠田監督体制で戦い、クラブもこれを支えていく。ルヴァンカップ準々決勝については第1戦を終えて2点ビハインドという状況からバランスをとるのが難しいデリケートな試合になり、先に点を獲られてやや切れてしまったという評価。今後は、リーグ戦で優勝できない場合も、少しでも順位を上げ、来シーズンにつながるような戦いをすることが目標となる。

このラスト10戦中はよほどのことがないかぎり篠田監督が続投するというが、何が監督交代の要素である「よほどのこと」となるかは不明で、現体制がどこまで存続するか、期限は明確にされなかった。ただし、次節vs.セレッソ大阪戦に関しては全員で戦おうという意思を確認済み。山口蛍と杉本健勇がワールドカップアジア最終予選に招集されているセレッソに対し、東京も代表に選ばれている選手は髙萩洋次郎とチャン ヒョンスのふたりで、コンディションを含めた主力の状態は五分と分析。彼らを加え、篠田監督がめざすサッカーを体現するための一週間とするという。
4日月曜日はオフ。火曜日から全体練習を再開する。

前途は多難だ。故障、移籍、代表招集などで戦力を固定できなかったエクスキューズはあるにしろ、ルヴァンカップ準々決勝の東京はチームがバラバラになっていた。タイトル獲得の可能性もなくなったいま、選手の士気を高め、ここから意思統一を図るのは容易ではない。どのようなスタイルのサッカーをするのかという以前の問題を解決しながら選手のメンタルを一定の水準に保ち、チームとして機能させないかぎり、リーグ戦でよい結果を得ることはできないだろう。大胆な変化が必要になるのかもしれない。FC東京は重く苦しい一週間を迎える。

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『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」後藤勝/前編【オレたちのライター道】

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■後藤勝渾身の一撃、フットボールを主題とした近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(装画:シャン・ジャン、挿画:高田桂)カンゼンより発売中!
◆書評
http://thurinus.exblog.jp/21938532/
「近未来の東京を舞台にしたサッカー小説・・・ですが、かなり意欲的なSF作品としても鑑賞に耐える作品です」
http://goo.gl/XlssTg
「クラブ経営から監督目線の戦術論、ピッチレベルで起こる試合の描写までフットボールの醍醐味を余すことなく盛り込んだ近未来フットボール・フィクション。サイドストーリーとしての群青叶の恋の展開もお楽しみ」
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