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【有料記事】J1第28節Preview◆東慶悟が中盤で出場か。カウンター型の磐田を相手に新機軸(2017/09/29)

「ボールをもらおうとして動き出さなければ、相手は悩まない」
安間貴義監督は、セオリーを噛んで含めるように、選手たちに伝えている。

「パスコースをつくってボールを受け、ゴール前に入っていきたい」という、自身の役割を説いた前田遼一の言葉に加え、東慶悟をボランチで起用する可能性が浮上したことで、狙いとするサッカーはより明確になった。もちろんボール奪取をはじめとする守備も重要だが、東にしかできないこともあるはず。しっかりとボールをコントロールして散らし、預けながら前に出ていくことも可能だろう。ミスをせずにアタッキングサードのある程度の位置まで運ぶことができたとすれば、仮に失ったとしても前線と中盤のあいだであり、失点に直結するようなリスクとはならない。
同じボランチであり大分トリニータの先輩でもある宮沢正史コーチには、大分に入って一年めのときに何かと話しかけられ、サッカーを教えてもらったという。もちろん、FC東京のコーチとなったいまもその関係は同じだ。
「いまコーチでやってくれて、すごく勉強になっている。ミヤさん(宮沢コーチ)のアドバイスを活かしてピッチで表現したい」

東は自分なりにボランチの心得を確かめていた。。
「守備のときにバランスを見ないといけない。自分勝手に出ていくのは危険だと思います。ぽっかり真ん中を空けてしまうことになるので、そこはいっしょにやる選手と話し合わないといけない。そこは攻撃的な中盤でプレーするときと異なるところだと思います」
ボランチで出場する場合はコンビを組む髙萩洋次郎、右ウイングバックとの連携はもちろん、ディフェンスラインやゴールキーパーなどうしろの声にも気を留め、判断することが重要だと東は言う。
「前だったら攻撃がメインになるけれども、ボランチは攻守両面をやっていかないといけないポジション。いいチャレンジをしていきたい」

ボールを落ち着かせる役割も大切ではあるが、

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