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ピリっとした小平の空気に大久保択生は何を思う【Preview/コメント】

着実にトレーニングを重ね、好調を維持する大久保択生。

先発から遠ざかっているピーター ウタカも真剣な面持ち。

ポジション争いに加わり、チームの空気を活性化させる発信源となっているユ インスは表情もあかるい。

週の半ばに紅白戦で各ポジションの選手同士を競うなかでいいパフォーマンスを見せたユインスの評価が高まっている。安間貴義監督に「何をすればいいか」とアドバイスを求めたインスは、以前はできていた半身で受けるプレーの改善に務めた結果、J3第26節でブラウブリッツ秋田を撃破するゴールを決め、いい状態で今週のトレーニングに入り、チーム内に明確な競争をもたらした。

この状況に奮起したのはフォワード陣だけではない。紅白戦の機会に、安間監督が意図的にポジションを競わせた結果、チーム全体が、心理的にも一段階踏み込んだ状態になったことがうかがえる。大久保択生は言う。
「今週そういうことを安間さんがやったから、ピリっとしたというか。いい練習ができました。これ(競争)があるから、モチベーションを高く保てるというひとも出てくると思う。“平等に”という言葉がいい表現なのかはわかりませんが、誰にでもチャンスがあるということを示してくれると、選手の側からすれば士気の高揚につながる。いいことだと思います」

常に入念な準備を怠らない択生はいたってクール。試合に出ようが出まいが温厚な様子に変化がない男だ。今週も、いつもどおりフィジカルコンディションも非常にいいと断言する。件の紅白戦のあと「ゴールキーパーは互いにビッグセーブがあった」という安間監督の評価を得ていることから、

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