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吹田決戦に向け激しい紅白戦。平川怜と久保建英を待つフェアな競争。安間貴義監督「ポジションは与えられるのではなく奪い取るもの」

J3メンバーのみの午後練習にチャン ヒョンスが志願の参加。

室屋成も。

チーム内でJ3最多出場の鈴木喜丈も紅白戦で気概を見せる。

J3で結果を残しながらJ1の壁に跳ね返されているリッピ ヴェローゾ。真剣な面持ち。

安間貴義監督に「平川怜と久保建英は即戦力なのか?」と問うと、この11月3日の午後練習で見られた活気あふれる光景についての答えが返ってきた。
「いま(監督が)ぼくになって、その時点でパフォーマンスがいい選手をそのまま使っているから、(平川と久保であっても)よければ使う。だからこそきょうのように一部選手のみの参加となったときでも、(自らを高めポジションを勝ち取るために、チャン)ヒョンス、(室屋)成、(ユ)インスのように自分から練習に加わりたいと申し出てくる選手もいる。J1のメンバーではない選手たちのみで取り組んでもこうして締まった練習になったのは、彼らが勝ち取ろうとしているから」

ゴールキーパーを含め、フルコートよりはややちいさいサイズの広さでおこなわれた7対7の紅白戦は白熱していた。遠慮なしにプレッシャーをかけ、最短でゴールを割ろうと速い攻撃を仕掛けていた。
この練習を振り返る山田将之の表情は充実していて、誇らしげですらあった。
「三日間オフがあったので、それぞれ今週末に試合が控えていますし、ヒョンスも代表の試合がある。そういう、ゲームの感覚を戻すという意図で紅白戦をやったので、一人ひとりがしっかりとからだを動かすという意味で、いいゲームができたと思います」
そしてこうも言った。
「(安間貴義)監督はいつも若い選手にチャンスを与えてくれているので、アピールの場でもあったと思う。あれが自然な雰囲気なのかなとは思います」

当たり前なのかもしれないが、どの選手もみな上をめざしている。やる気がみなぎらないはずがない。
とてもいい紅白戦だったと伝えると、山田は言葉をつづけた。
「やっぱり、ああいう“バチバチ”やる試合のほうが観ていて楽しいと思いますし、それがぼくら本来のセールスポイントでもある。そのような姿勢を自分たちから発信できるようにしていきたい」

鳥栖のベストアメニティスタジアムで開催された本日のJユースカップに出場した平川と久保はあす4日は別メニューで調整し、

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