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苦手の8位藤枝MYFCを完封しえたのはなぜか? FC東京U-23、守備へのこだわりと個を活かした得点で確かな勝利【レポート/Review】

颯爽登場、ファンに挨拶する橋本拳人。オーバーエイジ枠で出場した。

11月11日のFC東京U-23スターティングイレヴン。

中村忠FC東京U-23監督(右)と宮沢正史コーチ(左)、試合直前の様子。

11月11日、FC東京U-23は江東区夢の島競技場でJ3第31節に臨み、藤枝MYFCと対戦、2-0の勝利を収めた。開始早々の前半4分、小川諒也の右からのフリーキックに対し、ファー気味に入り込んだ山田将之がマークを外してヘディング、あっさりと先制点を挙げると、終始藤枝の攻撃を耐えしのぎ、後半15分には平川怜のJ3初ゴールで突き放した。品田愛斗のロングボールを受けて敵陣深くに進入した内田拓哉から、この日オーバーエイジ枠で出場の橋本拳人へとヨコパス、さらに橋本からタテに入ってきた平川へとパスがわたると、平川は一度の切り返しで3人の相手守備をかわして左足でシュート。堂々と左隅に決めた。この試合を含めて直近7戦を4勝1敗2分としている東京は残り3節で8位の藤枝と勝点3差。創設二年めにして初のひと桁順位が視野に入ってきた。

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前半45分間、消極的で攻めきれなかったのではないか――ということは可能だが、選手側の視点だと少しは変わってくる。
たとえば平川。
「早い時間帯に点を獲れたことで、引いてカウンターを狙うかたちにはなってしまったんですけど、粘り強くチーム全体で守れたことがいちばんの勝因だと思います」と、守りに入って守りきった狙いと結果に肯定的だ。
キャプテンマークを巻くディフェンスリーダーの山田になると肯定感はさらに顕著で「彼ら(藤枝)が多くの時間でボールを握る試合展開で、先制点を獲ることがかなり重要だと思っていました。どんなかたちでも(先に)ゴールを挙げれば、割り切って守備に徹しようとする姿勢が、最終的に勝ちにつながったと思います。早い時間帯に獲れてよかった」とすら言っている。

訊けば、前節、同年代の選手を相手に4失点したことを深く反省、一人ひとりが慢心をなくし、この試合は守備から入ろうと話し合っていたのだという。静岡勢でボールポゼッションに特長のある藤枝がボールを握る試合展開は想定の範囲内。その前提で先制点を挙げたことで、

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