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第三十二信『三竿健斗の代表デビュー』海江田【新東京書簡】

冨樫剛一強化部アカデミーダイレクターも、遠くスペインで喜んでいるに違いない。

第三十二信 三竿健斗の代表デビュー

■後半、タッチライン際に背番号16

久々に代表戦の空気を吸ってきた。12月16日、EAFF E‐1サッカー選手権、日本 vs 韓国@味の素スタジアム。「イベントいったら、日韓戦のチケットが当たったよ」と人から誘われ、これ幸いと出かけたのだ。この時期、用事がなければ映画を観るか、本を読んでだらだら過ごしているおれを、こんなふうに連れ出してくれる人は片手の指で足りる。ええ、コラムニストのえのきどいちろうさんです。

席はメインスタンドの右端、コーナーフラッグの辺り。慣れ親しんだ味スタだけど、視点が変わって新鮮な感じだった。おかげで、韓国のゴールを目の前で3発も見せられることに。チョン・ウヨンの直接フリーキックには度肝を抜かれたね。あのスピードの無回転シュートをくいっと落とし、ネットにズドンだもん。

地上で、空中で、ゴール前の局面を打開する韓国の強さに圧倒された。攻守の切り替えも早く、隙を見せない。後半の半ばに差しかかろうとしたとき、タッチライン際に背番号16のユニフォーム。三竿健斗だった。これがフル代表デビューだ。

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