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FC東京U-15深川、PK決着で惜しくも優勝ならず。得点王の青木友佑「(深川で成長した)この恩をFC東京のトップに入って、みなさんに返せるようにがんばりたい」【高円宮杯U-15レポート】/青木友佑、太田匡人監督の談話【コメント】

12月28日、味の素フィールド西が丘で「高円宮杯 第29回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 決勝」が開催され、FC東京U-15深川が、夏のクラブユース選手権を制したサガン鳥栖U-15と対戦。大会規定の80分を1-1で終え、前後半20分の延長戦を終えても2-2で決着がつかず、最後はPK方式による優勝決定となったが、深川は6本めと7本めを止められて優勝を逃した(PK6-5)。

開始早々の2分に身長183cmを誇る鳥栖の大型フォワード田中禅にカウンターから右足シュートを決められ先制を許した東京は序盤、押し込まれる展開。サイドバックが中に絞りサイドハーフが引き気味に構えながら耐えしのぐものの、ボールを奪う位置が低いことに加え鳥栖のプレッシャーが強くなかなかラインを押し上げることができない。しかしじょじょにボール保持の優位性を発揮した東京は前半37分、そこまで何度もラインのウラを狙っていたエースストライカーの青木友佑が安田虎士朗のインターセプトで奪い笹沼航紀の上げた浮き球にワンタッチで合わせるスーパーゴールを決めて1-1の同点に追いついた。
このあとは拮抗した展開で、後半40分間でも決着がつかず、試合は延長戦へ。そして延長後半6分に安斎颯馬のフリーキックを青木が頭で落とし、キャプテンの常磐亨太が決めてついに東京は勝ち越しに成功する。
しかし喜びもつかの間、試合終了間際、持ち直しの反則によりペナルティボックス内右寄りの位置での間接フリーキックとなり、一度はゴール前で防ぐもののファーサイドに転がったところを押し込まれて2-2に追いつかれてしまった。
PK戦では5本めまで両チームとも成功、6本めは互いのキーパーが止め、7本めで決着した。鳥栖は試合終了直前、キーパーを先発の田中勇揮から3年生でより大型の永田優斗に交替させていた。

なお1回戦から決勝まで5戦連発の9ゴールをマークした青木友佑が得点王に輝いている。左サイドバック菅原一真と同様にU-15日本代表の常連である青木は今シーズン、飛び級でFC東京U-18に参加。T1リーグとプレミアリーグに出場した。
決勝で1ゴール1アシストの青木に「三年間プレーした深川について思うことは」と訊ねると、答えは「深川に入ってサッカーのうまさも上達したんですけど、それ以上に人間性、ひとりの中学生としてというところをいろいろ指導していただいて成長できたので、この恩をFC東京のトップに入って、みなさんに返せるようにがんばりたいと思います」。クラブに対する思いをこめ、将来の活躍を誓った。
太田匡人監督が卒業していく現3年生に贈った言葉は「必ず味スタに戻ってこい」。やがて味スタのピッチを踏もうとする、深川魂をこめた選手たちの今後に期待したい。

◯青木友佑の談話

――毎試合得点してこの試合も1ゴール1アシスト、それぞれ振り返ってもらえますか。

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