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FC東京始動。長谷川健太流改革の端緒見えた

挨拶する長谷川健太監督。

スーツ姿の石川直宏氏。

1月13日、FC東京が小平グランドで2018シーズンの始動日を迎えた。9日から11日まで合同自主トレをおこなっていた選手たちは実質4日め。この時期はフィジカルトレーニングかと思いきや、ボールを使った練習に取り組んだ。早くも長谷川健太監督の流儀が新しい息吹をもたらしている。
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現役を退き、新しい役職に就く石川直宏氏はこの日スーツで出勤。大金直樹社長とともに練習開始前の挨拶に立ち「強く愛されるクラブにしていきたい。一体感をもって今シーズンを戦い抜きましょう」とファン、サポーターに呼びかけた。また選手会長に再就任した吉本一謙は「小平の競争」を掲げ、切磋琢磨しあっていくことを誓った。
「一丸となって戦い、みなさんの期待に応えていきたい」と決意を述べた、今シーズンから指揮を執る長谷川健太監督は、練習終了後の囲み取材では「私が呼ばれたということはタイトルを期待されているということ。タイトルを狙っていきたい」と明言。「得点王が3人揃って37得点ではなかなか上位に行けない。どういうサッカーをやるにせよ点数をたくさん獲れるようにしていきたい」と、得点増をテーマに掲げた。
この日の全体練習では、ウオームアップを終えたあとのメニューに特色があらわれた。受け手である2人めが1人めに落として動き直し、3人めから再びボールをもらって4人めにつなげる、サポートの動きを伴う練習では、テンポよくボールがつながった。寄ってくるサポートにボールを渡せば、相手のプレッシャーを鼻先でかいくぐり、廻していくことができる。ボール支配とウラを衝く手管が上達しそうなメニューに、選手たちはじっくりと約20分間取り組んだ。ボールポゼッションを挟み、最後のミニゲームでは内田宅哉など若手が遠慮なく強烈なシュートを叩き込み得点を挙げていた。
しかしガンバのような攻撃サッカーをするというわけではない。長谷川監督は「自分には自分のサッカーがあり、ガンバにはガンバのサッカーがある。ガンバのサッカーはやはり遠藤(保仁)のサッカー。東京には東京のいいところがあるので、ベースの部分を活かしてチームづくりをしていきたい」と言った。清水エスパルスでもガンバ大阪でもないFC東京のサッカー。それがどう花開くのか。激しく競り合い火花を散らすミニゲームが、長谷川健太流改革の期待を抱かせた。

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書評
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「近未来の東京を舞台にしたサッカー小説・・・ですが、かなり意欲的なSF作品としても鑑賞に耐える作品です」
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「クラブ経営から監督目線の戦術論、ピッチレベルで起こる試合の描写までフットボールの醍醐味を余すことなく盛り込んだ近未来フットボール・フィクション。サイドストーリーとしての群青叶の恋の展開もお楽しみ」
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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

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