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羽生直剛スカウト、石川直宏FC東京 クラブコミュニケーター、吉本一謙選手会長。新体制人事の妙【2018始動】

強化部の羽生直剛スカウト。

石川直宏FC東京 クラブコミュニケーター。

吉本一謙選手会長。

新任の大島琢コーチ、吉道公一朗フィジカルコーチ、松原佑治トレーナー、中村有希フィジオセラピストを含むトップチームスタッフを率い、長谷川健太監督が新しいFC東京の上棟工事をしてどのような屋根を組み上げていくのかが気になるところだが、柱を立てるにもまずはしっかりとした基礎が必要だ。その土台を堅固なものとし、上棟につなげていく箇所の“新体制”が1月13日に、小平と調布で明確に打ち出された。
強化部所属となった羽生直剛スカウト、新しい役職に就いた石川直宏FC東京 クラブコミュニケーター、そして現場では志願の復帰を果たした吉本一謙選手会長。キャプテンは長谷川健太監督がキャンプ期間を通じ、寝食をともにしてから決めると表明しているだけに、選手サイドにとっては吉本の選手会長職が持つ意味は例年のそれよりも重い。

昨年に胸中を吐露してもらったときも吉本は「自分自身については、もう一回役割をしっかりまっとうして、チームをまとめたいと思っています。“勝つ”という目的のためにひとつにならないと」と決意を語っていたが、彼はこの日もその言葉を繰り返した。
「悔いを残したくない。もう一回チームと選手がまとまるために『やりたい』と手を挙げ、やらせていただくことになりました。いろいろなひとから「どう?」と言われた(打診、勧め)こともありますけれど、自分がやったほうがチームをよくできる自信もある。あと何年サッカーできるかわからない。少しでもチームがよくなる方向に持っていきたい」

大森晃太郎は「早めになじめた。ぼくはけっこう人見知りなんですけど、先輩たちが引っ張ってくれていていい感じで練習ができている」と、東京加入から現在までの数日間を振り返ったが、この“先輩”には吉本が含まれていたようだ。吉本は新しいチームメイトとの関係についてこう言った。
「大森(晃太郎)選手とも食事に行きました。馴れ合いにならないようにするのはもちろんですが、まずはいろいろなことを話し合える関係にならないといけない。みんなで時間をともにする機会をつくり、チームがまとまれるようにしたい」

そうしたチームづくりを現場任せにはしないという意向のあらわれだろうか。東京在籍経験が長く、惜しまれながら東京を去ったふたりが、引退後初の仕事をするべく戻ってきた。13日夜、シアタス調布でおこなわれた「2018FC東京新体制発表会」では、大金直樹社長は「チームだけでなくクラブも一体にならないといけない」との枕詞で石川直宏の「FC東京 クラブコミュニケーター」就任を発表した。
石川はここまでの経緯を次のように振り返った。
「現場、フロント、自分ができることをいろいろと考えました。自分が加入した2002年から比べるとFC東京は成長を遂げていると思う。結果にはつながっていませんが、(上位、タイトル獲得の)可能性はある。ファン、サポーターの方々の熱意、誇りをピッチの上で力として発揮することを選手としては求めてきましたが、出し尽くしたあとに何ができるかを考えたとき、現場とフロントスタッフ、クラブとファン、サポーター、ステークホルダー、株主の方々など、いろいろなかたちでつながるような架け橋になれるのではないかという思いを社長に伝え、決めさせていただきました」

そして羽生直剛。現役時代は練習中に紅白戦を実施すればたちまちピッチ上の現場監督と化し、取材をしても常にチーム全体を思いやり危機意識を高めた言葉を発していた羽生の強化部入りはただの“就職”ではなく、

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