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中村憲剛登場。そのとき東京のディフェンスラインは――勝敗を分けた修正、沈着冷静の丸山祐市【J1第13節第2報】

ディフェンスの要として存在感を増しつつある丸山祐市が、またも東京の勝利に貢献した。
三日前のJ1第12節から先発7人を入れ替えた川崎フロンターレは、セカンドハーフの開始から中村憲剛を投入。中村からの配球により、東京はゴール前を危険に晒された。このままでは意表を衝いたパスやミドルシュート、中村が一度大きく外に振ってからの折り返しで決められてしまう――そんな危機感が漂ったが、時間の経過とともに川崎の攻撃は沈静化し、ボールを保持しても時間が減っていくだけという状況に変わった。終盤の川崎は谷口彰悟を前線に上げてクロスを上げてきたものの、東京のブロック越しではいい位置でクリーンヒットのヘディングをすることはできず、無得点。東京は完封に成功した。

「後半、中村憲剛選手が入ってきて相手の組み立てがちょっと変わってきたと思うのですが、あそこで修正したようなことはありましたか?」と訊ねると、丸山の眼がきらりと光った。
「はじめは(大久保)嘉人さんと知念(慶)選手の2トップだったのですけれども、中村憲剛さんが入ることによってウラへのパスで質の高いボールが入ってくるので、

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