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「前節も自分が前線で時間をつくれば、もっと楽になった」群馬に敗れた悔しさをバネに、吹田へと赴く原大智【J3第8節Preview-1】

同世代と激突する吹田での一戦に向け、原大智が燃えている。

高校三年生だった昨年、第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会得点王。FC東京U-23の一員として出場したJ3では、途切れとぎれの参加ながら1,135分間5得点。特に第15節からの5試合で4得点と結果を残している。
しかしトップに昇格した今シーズンは、ここまでルヴァンカップでもJ3でもゴールがない。5月28日から6月1日まで実施されるU-19日本代表候補トレーニングキャンプへと出発する直前の公式戦となる26日のJ3第8節(順延分、他クラブは4月28、29日に消化済み)vs.ガンバ大阪U-23戦で、原大智はどんなパフォーマンスを示すことができるのか。若手が練習に励む小平を訪ねた。

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5月20日、FC東京U-23は正田醤油スタジアム群馬で開催されたJ3第11節に臨み、ザスパクサツ群馬に4-1のスコアで敗れた。前半45分間の3失点はすべて久保建英が応対していた右サイドからクロスを上げられてのもの。久保は先制ゴールをマークした選手でもあり、表裏一体の悩ましい結果となった。そしてこの、東京唯一のゴールをアシストした選手が原だった。

「前節大敗してしまって──チームとしても、失点したあとに崩れてしまった。次は同じU-23であるガンバとの対戦で、ほんとうに負けられない。同じ条件ですから、いつも以上に負けられない戦いだと思います」
群馬に敗れた悔しさが募る。次の試合ではなんとしても勝ちたい。そう願う気持ちはわかる。しかし今シーズンのJ3には大変動が起きている。10節を消化してセレッソ大阪U-23が3位、ガンバ大阪U-23が5位と、関西のU-23チームが揃って上位に進出しているのだ。これに対し、FC東京U-23は9試合で勝点7と、

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