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「もっとチーム一体となってやれるようになれば」組織力の不足を補えるか、勝利を渇望する岡崎慎【J3第8節Preview-2】

前節は大敗。無念を払拭するべく、勝利を期する岡崎慎。

J3第11節の先制点はFC東京U-23のものだった。しかし前半28分から3失点。いずれも岡崎慎が守る右サイド、ザスパクサツ群馬から見て左サイドからのクロスを、柏レイソル下部組織出身の大島康樹に決められた。クロッサーに直接対応していたのは先制弾の久保建英だったが、とはいえ守備は連動して組織で守るもの。後半7分にも群馬の左を起点とする攻撃で失点、4-1の敗戦に、岡崎は受けた衝撃の大きさを隠しきれないようだった。

「それぞれが得意とするポジションについての11人で先発メンバーを編成できている状態で“ちゃんと”負けた試合でした。自分のサイドからの失点を改善していかないと何も始まらないと思います。ただ、もう終わってしまったことなので、反省するところは反省して。ありがたいことに(すぐ)次の試合があるので」
失った試合は取り返せない。反省を次に活かし、よりよいプレーをすることでしか、惨敗による悔しい気持ちを晴らすことはできないのだろう。
経験も積んできたし、そろそろチームを仕切ってもいいのでは──と水を向けると、「ひとにとやかく言う前に、自分をまずどうにかしなきゃな、と」。その段階で十分な仕事をすることで、次が見えてくる。岡崎はそう考えているのかもしれない。

今シーズンはJ1にもルヴァンカップにも絡んだが、まだトップチームに定着したとは言い難い状態。競争を勝ち抜いていこうとする必死な気持ちが伝わってくるかのような口ぶりだった。
「まず、監督が使いたいと思えるような選手にならないといけないと思いますし、何か事あるごとに、なんだかんだと一喜一憂していたら、使いたくなくなるのではないかとも思います。最後まで信じてくれた監督のためにも、練習から、

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