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ふたり少なくなりながらもリードを拡げたFC東京U-18、5-0勝利で全国大会進出決定!【クラ選関東大会2回戦】

久保征一郎のゴールなどでFC東京U-18は5-0の勝利を収めた。

左サイドからパワフルな突破を繰り返した鈴木智也。5月20日のJ3第11節では途中出場、クロスなどで“らしさ”を見せていた。

5月26日、FC東京U-18は東京ガス武蔵野苑多目的グランドで第42回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)関東大会2回戦に臨み、FC Goisを相手に5-0のスコアで勝利を収めた。この結果、6月2日に開催される準々決勝への進出を決めるとともに、大会規定により全国大会への進出が決定した。なお次戦準々決勝では、ジェフユナイテッド千葉U-18を2-1で下し勝ち上がってきた三菱養和SCユースと対戦する。

◯波乱万丈の90分間
全国大会進出がかかった一戦とあり、やや硬さが目立つ東京。ファーストハーフのキックオフから15分間は前から激しくプレッシャーをかけに来るGoisに圧される場面もあったが、少しずつ狙いどおりに攻撃を組み立て、フィニッシュまで攻めきるようになっていく。
この試合を通じて広いプレー範囲が仇となっていた感のあるGoisのゴールキーパーが左に飛び出した前半16分、折り返しのボールに中で詰めた今村涼一がきっちり決めてまずは先制。31分にはコースが空いた瞬間、やや遠めの位置から寺山翼がゴール左に突き刺し2-0。38分には久保征一郎が巻くようにミドルシュートを決めて3-0とリードを拡げた。
セカンドハーフも途中出場の森田慎吾が追加点を挙げ4-0とし、1回戦よりも相手との実力差は接近していたにしろ、確実に勝ちそうな試合展開となった。
ところが後半27分、前半にもイエローカードをもらっていた草住晃之介が退場処分となるアクシデント。この場面のPKは飯塚欣士が弾き事なきを得たが、東京はひとり少ない状態に。さらに交替枠を使い切っていた39分、途中出場の谷地田陸人が脳しんとうでプレー続行不可能となる事態に。佐藤一樹監督はすぐに「4-3-1」の布陣を指示。フィールド8人でブロックをつくり、残りの時間、守り抜くことを余儀なくされる。
しかしアディショナルタイム、Goisゴールキーパーが前に出ていたことを見逃さなかった森田が長距離のシュートを無人のゴールに転がし、ダメ押し。5-0と突き放し、ふたり少ない状態で戦う試練も乗り越え、貴重な勝利を手にした。
次戦は新人戦で敗れている三菱養和SCユースとの再戦。四カ月ぶんの積み上げを示すときが来た。

◯FC東京U-18 佐藤一樹監督の談話

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