前半45分間の2得点実らず!首位鹿児島に逆転負け【J3第12節】
○Report ピンポイントの得点でリードを奪うも90分間を耐えきれず
6月3日、首位の鹿児島ユナイテッドFCを迎え、味の素フィールド西が丘でJ3第12節に臨んだFC東京U-23は、前半45分間に2点を奪いリードしながら後半45分間に3失点を喫し、2-3で敗れた。
試合開始から鹿児島に圧されるいっぽうだった東京は前半30分、自陣から攻撃をビルドアップ、矢島輝一がシュートまで持っていった場面が初めてのチャンスらしいチャンス。その直後の32分、品田愛斗のパスを受けた小川諒也からの高精度クロスに原大智が頭で合わせて先制。それまで何度となく東京ゴール前に殺到していた鹿児島が無得点だったのとは対照的に、効率よくゴールを奪った。44分にも、小川のスーパーなクロスに刺激された柳貴博からこれまた最高のクロスが飛び、矢島が胸トラップからのボレーシュートで追加点。2-0とリードを拡げ、勝利に近づいたかに見えた。
しかしセカンドハーフの東京は前線への出入りを繰り返す鹿児島の攻撃陣を掴まえきれずに3失点。運動量と強度に優る鹿児島に圧倒され、敗れるべくして敗れ去った。
○Review 黒星を招いた自己都合の解釈。個の成長と勝利へのこだわりを両立させることができるか
昨日、小平で三菱養和SCユースに敗れたFC東京U-18と同じような欠点が、この日のFC東京U-23にもあらわれた。
試合後の共同記者会見で「『まだまだ若い』『5メートル戻らなければいけないところは戻らなければいけない』という話があったが、2列めとフォワードが出入りを繰り返すところを掴まえられなかったのは、若さが出てピッチ内の選手たちだけでは修正できなかったということなのか」と訊ねると、安間貴義トップチームコーチ兼FC東京U-23監督は次のように答えた。
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