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「サッカーは答え合わせではない」と、安間監督。臨機応変の戦いぶりで2位琉球に追いつく価値ある引き分け。着実な進歩で勝点1をゲット【J3第14節第1報】

スターティングイレヴン。

“やり直し”のコーナーキックが矢島輝一の同点ゴールを生んだ。

○Report たくましく追いついた引き分け
6月16日、2位のFC琉球を江東区夢の島競技場に迎えてJ3第14節に臨んだFC東京U-23は、後半開始直後の4分に失点。強豪相手に1点ビハインドの展開を強いられたものの、後半17分、やり直しを命じられた二回めの右コーナーキックを品田愛
斗が中央へと蹴り、これを矢島輝一が決めて1-1の同点に追いついた。勝ち越しを狙う東京は残り時間が10分となったところを見計らい、高橋亮と平岡翼を投入。後半45分にはバングーナガンデ佳史扶を送り込み6分間あったアディショナルタイムも攻めつづけたが、最後のワンプレーにかけた平岡決死のドリブルも実らず、引き分けにとどまった。しかし第12節のvs.鹿児島ユナイテッドFC戦で後半開始直後に失点、逆転負けを喫したことを思えば、その後の二週間、FC東京U-23単独のトレーニングで練度を高めてきた結果、確実に内容は進歩している。次こそは勝点3。若い選手たちはしばしの休息と嬬恋キャンプを挟み、次節、SC相模原とのアウエーゲームに臨む。

ボールをセットし直す品田愛斗。

ボールはゴール前中央へ。

○Review セットプレーによる得点と集中した守備。課題は残るも好感触のゲーム
「相手が集中していなかったので、久保(建英)選手に預けられてふつうに再開したのですが、なぜやり直しになったのかはよくわかりません」と、キッカーの品田愛斗は首をひねった。セットしたボールはコーナーアークのラインにかかっていたはずだという。
しかしこの“やり直し”はプラスに作用した。ボールの接地面が問題ないとアシスタントレフリーに確認させ、

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