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智也先制弾、涼一追撃弾で2点先行も逃げ切り失敗。悔しい引き分け【プレミア第7節】

先制ゴールをマークするなど躍動した鈴木智也。

追加点の直後。今村涼一に近寄る高橋亮と宮田和純。

6月23、24日から再開した高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018 EASTは6月30日と7月1日に第7節を開催。FC東京U-18は1日、東京ガス武蔵野苑多目的グラウンド(人工芝)で浦和レッズユースと対戦、2-2で引き分けた。
前半3分に宮田和純のインターセプトから鈴木智也が左足で決める“秒殺”ゴールで先制すると、前からプレッシャーをかける全員守備全員攻撃が機能して完全に試合を掌握。前半40分には天野悠貴、森田慎吾とつないで最後は今村涼一が右足で決め、前半45分間だけで2-0とリードした。
しかしセカンドハーフに入ると様相は一変。強風に対応しての放り込みを増やしてきた浦和に押し込まれ、自陣で受ける状態がつづく。そこで“いなす”動きはなく、“受ける”と“跳ね返して攻め入る”、アップダウンの繰り返しとなってしまい、落ち着く時間帯を挟み込めなかったこともあり消耗。ブロックの緊密性を45分間すべてでは保持できず、後半18分と39分に失点。獲得した勝点は1にとどまった。
クラブユース選手権関東大会後の中断期間でメンバーを組み替えて臨んだ前節vs.清水エスパルスユース戦は2-1の敗戦。「悲観する内容ではなかった」と佐藤一樹FC東京U-18監督が振り返るように手応えはあったものの、なんとしても結果が欲しいと臨んだ一戦。前半45分間の内容はよく、敗れなかったことは好材料だが、この好感触を勝点3によって自信に変えていきたいところ。クラブユース選手権全国大会の前にあるリーグ戦2試合でどれだけ勝点を積み上げることができるか。
やるべきサッカーのかたちが整理されて進むべき方向は見えてきた。クラブユース選手権関東大会の不甲斐ない結果に危機感を募らせている3年生の奮起、半年間で伸びてきた1、2年生、個の力をより高め、暑い夏に立ち向かっていきたいところだ。
 
◯佐藤一樹監督の談話

◆獲れなかった3点めと、足りなかったボール保持

2点を獲って3点めを獲れるチャンスもありましたし、

(残り 2015文字/全文: 3039文字)

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