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【特報】選手会副会長丸山祐市、名古屋グランパスへ完全移籍

神妙な表情だけでなく、あかるい表情も見せた丸山祐市。

この日の練習試合で意欲的なところを見せた髙萩洋次郎。チームをまとめる存在となっていくのだろうか。

7月4日、丸山祐市の名古屋グランパスへの完全移籍が発表された。ダントツの最下位に沈む名古屋にとっては守備陣の補強が急務。代表クラスのディフェンダーを獲得することは降格回避、J1残留に向けて必須条件と言っても過言ではない。切迫した赤鯱軍団からの働きかけを、丸山は「ほんとうに必要としてくれること、熱意をもってぼくを獲りたいという気持ちは、もちろん伝わっていました。それにしっかり応えたいという想いが強くなり、チャレンジしたいという気持ちが重なった。『やってやりたい、救いたい』という想いが増した感じです」と説いた。誠実な回答。それが完全移籍だった。

大金直樹社長をはじめ、みなが慰留に努めた。しかしついに「チャレンジしたいという気持ちが上回った」(丸山)。FC東京というクラブに対する愛情は深い。だが、いちサッカー選手として向上したいという気持ちが丸山を衝き動かした。

成長するための刺激を欲していた面もあるだろう。残留争いというシチュエーションはやりがいとなりうるのか──と訊ねると、丸山は次のように答えた。
「優勝争いをするに越したことはないですけど、それとはまた別で。名古屋は攻撃力があるのですが、なかなか勝点を獲り切れていない。守備の部分で改善する(べき)ことが多いのかもしれません。風間(八宏)さんはどちらかというと攻撃的なことが多くなると思うので、そこで守備がしっかりしたらもっともっと上の順位にいけると思うし、

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