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Previewに代えて~「常に3、4点獲れるくらいの攻撃力はあっていい」(平川)。スペクタクルあふれるFC東京U-23の戦い

7月22日のJ1第17節vs.横浜F・マリノス戦と27日のJ1第18節vs.V・ファーレン長崎戦にさきがけて「Jリーグ TEAM AS ONE 平成30年7月豪雨災害義援金募金」が実施される一戦となった、明後日7月15日のJ3第18節「FC東京U-23vs.セレッソ大阪U-23」。U-23同士ということで派手な撃ち合いも予想されるこの試合で、東京は前節のように密集を攻略するスペクタクルを見せることができるだろうか。

FC東京U-23、前節のスターティングイレヴン。

7月7日に開催されたJ3第17節でFC東京U-23は福島ユナイテッドFCに敗れた。結果的には2-3という僅差だったものの、前後半の序盤に失点を喫し、守備と試合運びの課題を露呈して惜しい敗戦とは言い難い内容だった。
ただし相手の9本を上回る15本のシュートを記録したことからもわかるように、攻撃、特に相手が守りを固めてきたその最終盤に、狭いところをこじ開けようとするプレーに見応えがあったこともまた事実だ。

非常に精度の高いフィードでボールを供給する廣末陸。

途中出場の芳賀日陽(左)とリッピ ヴェローゾ。

サイドバックのジャキットも積極的に攻め上がる。

弾を込める大砲としては廣末陸の正確なフィードがあり、サイドにボールが出れば、それをリッピ ヴェローゾや芳賀日陽、そして復帰戦となった内田宅哉が運ぶこともできた。ミドルシュートならば、品田愛斗が持っている。役者が揃ったなかで、しかし最後に相手が守りを固めたゴール前をどう打開するかアイデアを示し、攻略のタクトをふり、フィニッシュに持ち込む“担当責任者”は、あの場合、平川怜をおいてほかになかっただろう。既に久保建英は退いていた。そして平川は、原大智に絶妙なパスを通した。

圧倒的な支配力を誇る平川怜。

この場面について問うと、平川は案の定、確信を持ったプレーだったという旨の答えを返してきた。
「もう、狙いどおりというか。自分が前で仕事ができるという部分を出せたと思います。あれが点につながっていればアシストになったので、

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