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勝負どころの弱さを露呈し、またも繰り返された後半開始直後の失点で敗戦【J3第19節】

◯「後半開始直後」「セットプレー」気をつけていた状況での失点により敗れたU-23

 7月21日、FC東京U-23は愛鷹広域公園多目的競技場でJ3第19節に臨み、アスルクラロ沼津に2-0で敗れた。
 この日も課題としている、ハーフ開始直後の時間帯にセットプレーで失点。後半3分、砂森和也に直接フリーを決められ、さらに後半12分にも沼津に追加点を許して敗れた。

 来季の加入が内定、今シーズンが特別指定選手として東京でプレーすることが決まった中央大学の渡辺剛が、さっそくこの日、FC東京U-23のセンターバックとして初先発。山田将之とコンビを組んで守ったが、後半1分にイエローカードを提示され、沼津にフリーキックを献上。結果的に、先制点を与える大きなミスとなってしまった。

 J3デビュー戦での“失態”に、渡辺は「やれることは全部出しきろうという気持ちで試合に入りました。自分の特長であるヘディングは出せましたが、後半初めのファウル(後半1分)が、まだ自分に足りないところ」と反省。ファウルとなった場面の判断やカヴァーリングの位置について課題が残ったという。渡辺は「こういう、いい機会で高めていって、今回のイエローカードと失点をむだにしないようにしていきたい」と言い、力を込めた。

 このセットプレーによる失点も「最後に自分が防げばよかったこと」と殊勝な一言を残したのは波多野豪。「後半の立ち上がりに気を引き締めないと」と、わかっていながらも克服できない課題に唇を噛みしめた。
 これまでの沼津との対戦に比べれば失点数は少ないが「やはり失点しましたし、

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