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どうなる首位との大一番。有力視される出場候補者の胸中【今週の小平】

 

左利きながら、中断明け初戦の右サイドバックでのJ1出場があるか――と話題の小川諒也。J3では先日のvs.SC相模原戦だけでなく、過去にも攻撃力を期待されての右サイド起用がある。


◆広島の柏を止めろ!
 
 あす9月22日、FC東京はエディオンスタジアム広島でJ1第27節に臨み、首位のサンフレッチェ広島と対戦する。J1リーグ6試合にわたり勝利から見放されているにもかかわらず、いまだ3位に留まっているという摩訶不思議、しかし勝点を見れば上位2チームとの差が開き、3位以下が団子状態で接近していて、東京がこれ以上負けられない状態であることに変わりはない。それは川崎フロンターレの追撃を受け、尻に火がついている広島も同様。全力でぶつからざるをえない一戦だ。
 
 長谷川健太監督は広島のストロングポイントを「パトリック」と言い切った。たしかに今シーズンのJ1全体を見渡したときには、ドウグラス、ジョーとならぶ、そこにボールが入れば必ず1点が決まりそうなストライカーだと、誰もが認める強さがある。長谷川監督は「わかっていても頭の上からヘディングで叩けますし、一回や二回は振り切られる場面をつくられると思います」と、警戒している。
 

ガンバ大阪時代に同じ釜の飯を食ったパトリックを「広島のストロング」と警戒する長谷川健太監督。


 当然、まずはディフェンスを固めようということになる。それは警告の累積で出場停止となった室屋成のポジション、右サイドバックでの出場が噂されている左利きの小川諒也についても同様だ。
 長谷川監督はユーモアの煙幕を張りながら、小川を起用するケースがあるとすればと、以下のような注文をしている。
「しっかりと守備だけやってくれれば。攻撃はあまり期待しないです(笑)。アウエーですから、

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