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草住晃之介/佐藤一樹FC東京U-18監督Interview(プレミア前節)【高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018第15節直前】

 
 あす10月8日に東京ガス武蔵野苑多目的グランドで開催されるプレミア第15節「vs.清水エスパルスユース」に向け、FC東京U-18が調子を上げてきている。前線を務める3年生の選手がキレを増し、選択肢が増えた恰好だ。8日は強敵の清水が相手だが、東京は週半ばのT1リーグにも快勝し、期待が高まる。
 この一戦を前に、前節終了時に収録した草住晃之介と佐藤一樹FC東京U-18監督のInterviewをお届けしよう。
 
◆草住晃之介「0-0のときの自分たちの時間帯に獲りきれる力を」

ロングスローで貴重な同点ゴールの起点となった草住晃之介。


――飛距離のあるロングスローが得点につながりましたね。
草住晃之介 みんなも自分の(飛距離は)把握してくれているので、空回りすることもなく(笑)、狙いどおりに行ったと感じます。助走がもうちょっととれれば(※ピッチサイドと通路のスペースが狭く助走距離に限界がある)、さらに長い距離を投げられるかもしれないんですけど、でも中で競るターゲット、寺山(翼)選手であったり、宮田(和純)選手にぴったり届けることはできたので、それはよかったと思います。
――今シーズンはセンターバックで起用される機会が多いのですが、左サイドバックでの先発で意識したことは。
草住晃之介 自分の特長は攻撃というよりも守備に於ける対人の強さであったり、予測など、守備に関することでチームに力をもたらすというものですので、攻撃に行きすぎるというよりは、しっかりとうしろを締めて前に供給していく、つなぎつつうしろを固めようと集中して入りました。
――失点はセットプレーのみで、守備組織は崩れていなかったように映りました。
草住晃之介 週半ばの練習から紅白戦に取り組み――今週は紅白戦が多かったのですが、チームとしてブロックを敷いてしっかりと守る、お互いに中を締めるということを、声をかけ合いながらやっていたので。そうした練習の成果が出たところが非常に大きいと思います。
――流経柏と相まみえてみて、ちょっと嫌だなと思ったところは?
草住晃之介 セカンドボールを拾えなかったところですね。自分たちがつないだあとに相手が奪ったらすぐウラに来る、その準備はできているんですけど、2個めのところでセカンドボールを弾いたあとだったり、越されたあとなどで準備ができていないと、どんどん相手に流れを持っていかれてしまう。そこは非常に難しかった。
 しかも高体連特有の“イケイケムード”と言いますか、球際やセカンドボールの反応で先を行くと、チームとして調子に乗ってくる。そこが怖いところでした。つづけざまのセットプレーは迫力がありましたし、実際にそこで失点してしまったので。残りの4節で切り換えたいと思います。
――終盤に東京が圧をかけて勢いよく攻め、そのまま点を奪いきったことは自信になるのでは?
草住晃之介 今シーズンの前期は相手に先制されたまま試合が進み、終わってしまうケースが多かったのですけれども、徐々にチームとしてパワーを出せるようになってきたのかなということを再確認できました。
 というところではあるんですけど、やっぱり0-2になる前に、前半も後半も自分たちの時間帯があったんですけど、そこで獲りきれる力と言いますか、最後の0-2のところからではなく、0-0のときにその力を出せればまちがいなく勝てると思うので。そこを今後トライしていきたいと思います。
――そうですね、やるしかないという状況になると勢いが出るんですが。
草住晃之介 はい。それがイチから出るようにしたいと思います。
 
◆佐藤一樹FC東京U-18監督「終盤の雰囲気を前半のうちからつくれないといけない」
 

佐藤一樹FC東京U-18監督は夏場以降の立て直しに手応え。

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