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JユースカップのFC東京U-18、裾野のコートに消える。今後はプレミア残留に向け集中【Jユースカップ3回戦】

 

後半終了間際に小林里駆がシュート。


このボールが神戸ゴール内に転がる。


同点ゴールに湧いた東京イレヴンとファン、サポーター。しかし延長戦で勝ち越すことはできなかった。


 
 10月27日、時之栖スポーツセンター 裾野グランドCピッチで「2018ユースカップ 第26回Jリーグユース選手権大会」3回戦に臨んだFC東京U-18は延長戦の末、ヴィッセル神戸U-18に2-1(神戸のホーム扱い)で敗れ、今大会敗退が決定した。今後は11月25日に再開される「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018 EAST」に向けた準備を進める。現在、FC東京U-18は自動降格圏内の9位で、8位のジュビロ磐田U-18とは勝点1差。直接対決が残っていないため他力となるが、残り3試合での逆転残留をめざす。
 
◆久保征一郎の高さを活かそうとした東京
 
 キャプテンの寺山翼が離脱した東京は、長身の久保征一郎を前線に置き、そこにボールを当てていく作戦を採った。2トップの相棒は青木友佑。中盤のセントラルはいつものとおり沼田航征と小林里駆。サイドハーフは右に角昂志郎、左に鈴木智也。サイドバックは右が草住晃之介、左がバングーナガンデ佳史扶で、草住がゲームキャプテンを務めた。センターバックは大森理生と木村誠二。ゴールキーパーは野澤大志ブランドン。
 

草住晃之介はキャプテンの重責を果たそうとしていた。


 序盤こそ東京が押し込んだが、佳史扶のフリーキックで2回チャンスを掴んだあと前半10分を過ぎると東京はボールを保持できなくなり、ほぼ神戸に支配される時間帯がつづく。11分には神戸の泉柊椰が強烈なシュート。これは東京の野澤がかろうじて防ぎ、事なきを得る。13分には左からの押富大輝のクロスを木村が弾いた。東京は25分過ぎに再びセットプレーのチャンスを掴むが、これをものにできない。
 そして迎えた33分、ペナルティボックス内でハンドの判定を下され、これを神戸のキャプテン船越大夢に決められ、先制点を許してしまった。その後41分に訪れたピンチは野澤が前に出てパンチング、相手の追加点は阻んだものの、

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