室屋成、11月の日本代表メンバーに。森保ジャパンレギュラーをめざす【無料公開】
◆再び代表選出。喜びの声
11月7日、日本サッカー協会は16日のvs.ベネズエラ代表戦と20日のキルギス代表戦に臨む日本代表メンバーを発表。FC東京からは室屋成が選出された。室屋の代表招集は“森保ジャパン”発足後三回連続の三回め。
「引きつづき選ばれたことはとてもうれしい」
継続した日本代表活動はそれ自体が経験となり、成長の場となる。プレーヤーとしての可能性を拡げる、そんな森保一監督の持つ引き出しが、室屋を高揚させる。
「けっこう難しい練習が多いんです。森保さんがよく言うんですけど、練習を難しく設定しているから、試合ではもっとやりやすくなるからトライして、と。練習のほうが、時間がなくスペースも狭い状態でプレーしているので、試合だと落ち着いて周りを見ることができる」
◆成長の日々
戦い方も、代表と所属する東京とではまたちがった表情を見せる。たとえば、クサビを入れる回数は、あきらかに代表で出場するときのほうが多い。
「大迫(勇也)選手は強いボールを当てたらどうにかしてくれる。どんどん当てていけばいいという感覚でクサビを入れています。FC東京とはちがったやり方」
もちろん、ベースにあるのは所属する東京での日々だ。無意識のうちにゴール方向を向き、前にボールを置くプレーが増えた。昨年はうしろに戻していたような場面でも、前向きな姿勢を崩していない。
「前を意識してプレーできている。ケンタさんになってどんどん前にボールをつけることが多くなったし、自分も高い位置に入ることが多くなった」
東京での師匠である長谷川健太監督も「(東京の選手が)どんどん代表に入ってくれたほうがいい」と“代表活動のススメ”を説いている。東京と代表の経験をリンクさせ、代表定着、そして代表レギュラー奪取をめざし、室屋は三度めの森保ジャパン合宿へと向かう。
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◆書評
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「近未来の東京を舞台にしたサッカー小説・・・ですが、かなり意欲的なSF作品としても鑑賞に耐える作品です」
http://goo.gl/XlssTg
「クラブ経営から監督目線の戦術論、ピッチレベルで起こる試合の描写までフットボールの醍醐味を余すことなく盛り込んだ近未来フットボール・フィクション。サイドストーリーとしての群青叶の恋の展開もお楽しみ」
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