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“東京の10番”梶山陽平の引退に決意新た。品田愛斗「“可能性”と呼べるものを見せたい」【今週の小平】

 

落ち着いた表情の下に熱い心を秘めている品田愛斗。梶山陽平引退の報に接し、想いを強くした。


◆梶山の背中を追いかけて
 
 昨日11月14日に発表された梶山陽平の現役引退は、同じ身長の品田愛斗にも衝撃を与えたようだ。
「梶山選手の引退について、自分も深く考えるところがあります。やはり、より責任と自覚をもってやらないといけない、自分のためにもチームのためにもやり通したいと思っています」
 梶山のような司令塔、あるいは中心的な存在をめざす。そう、あらためて決意を述べた。めざす道のりを変えるつもりは毛頭なかったのだろうが、梶山の引退が刺激となり、より成長が加速していくのではないか。そう思わされるだけの何かが、品田の周囲に漂っていた。
 
 中盤の真ん中という基本ポジション。180cmの背筋が伸びた体躯。中長距離のパス。ちょっと変わった球質で蹴り分けるキック。品田には梶山を彷彿とさせる材料が揃っている。実際、品田は梶山への憧憬を隠さない。
「ジュニアユース(FC東京U-15深川)に入ったときから憧れの選手で、ずっと背中を見てきて、いっしょにピッチに立てたら──と思っていました。
 するとユース(FC東京U-18)のとき、思いもかけず

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