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「トップ5で終わろう」。長谷川健太監督の声に応えられるか、シーズン最後のさいたま決戦。室屋成は「なんとしても勝ちたいという気持ちが強い」【今週の小平】

 

根っからの負けず嫌い。3位以内の可能性がなくなろうとも、勝つことしか考えていない。


 
◆いまだ士気は衰えず、室屋成
 
 もう、浦和レッズに何度負けたことか。直近の成績ということで言えば、昨年2敗したところ、今シーズンの開幕戦では引き分け。ホームの味の素スタジアムで負けはしなかった。しかし浦和そのものは克服できたとしても、鬼門である埼玉スタジアム2◯◯2を克服できたかどうかは、あす12月1日のJ1最終節で戦ってみるまではわからない。
 
 埼スタの何がそんなにやりづらいのか――と問えば、室屋成は「自分自身としてはやりづらさはないですね」と答える。
 実際、昨年8月19日のJ1第23節では、大久保嘉人の浮き球に対してラインのウラに抜け出てワンタッチで折り返し、そのクロスが橋本拳人のゴールにつながってアシストを記録している。
「ただ、あれだけスタジアムを浦和のサポーターが埋め尽くした状況での試合になると、レッズのモチベーションが高いということは言える。独特の雰囲気がありますね。そのなかで試合ができるのはすごく楽しみです」
 自分たちがよくても、相手がそれ以上いいプレーをすれば相対的に敗れる。相手のやろうとすることを阻止できないとするなら、自分たちの力を高めるほかはない。この1シーズンでそれができたのか。あすの浦和はリトマス試験紙になるのだろう。
 
 能力値に極端な上昇がないとすれば、せめてモチベーションを高めて臨むほかはないが、室屋に訊ねてみると、アジアカップが控えていることも、プロ意識も関係なく、士気の高さは変わらないのだという。
「全然ぼくは変わらない。自分たちが到達可能な最高の順位で終わりたいし、

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