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FC東京U-15むさし、105分35秒に上る激闘の末8強に散る【高円宮杯U-15】

 

12月25日のFC東京U-15むさしスターティングイレヴン。


 12月25日、FC東京U-15むさしは群馬県の前橋総合運動公園 陸上競技・サッカー場で開催された「高円宮杯 JFA 第30回全日本U-15サッカー選手権大会」準々決勝に臨み、ツエーゲン金沢U-15と対戦。むさしは多くの時間帯で金沢を押し込んだが両チーム無得点のまま終了の笛が鳴り、大会規定の80分間では決着がつかず20分間の延長戦に突入した。むさしはこの延長前半終了間際に痛恨の失点を喫し、以後のアディショナルタイムを含めた延長後半約12分間では追いつくことができず、0-1で敗れ、ベスト8での敗退が決まった。
 なおFC東京U-15はJ-GREEN堺(S1)で湘南ベルマーレU-15と対戦、後半アディショナルタイムのゴールで勝ち越し3-2の勝利を収めている。この結果、深川は今月27日に味の素フィールド西が丘で開催される準決勝に駒を進め、川崎フロンターレU-15と対戦することが決定した。
 

最後の挨拶。


◆したたかだった金沢
 
 むさしに攻め込まれながらも落ち着き払っている金沢はしたたかに試合を進めた。ゴールキーパー下中凌我も度々好プレーを見せ、総計105分35秒のあいだに撃たれた17本のシュートに耐えた。
一方、終わってみれば金沢のシュート数は前半、後半、延長前半、延長後半に1本ずつを撃ったのみの計4本。しかしこのうちの1本を延長前半のアディショナルタイム11分に決めた。6番宮村海輝と途中出場14番森田春樹のワンツーで、前に出た恰好になったむさしゴールキーパー鴨下颯人の背後、空いたゴールマウスに最後は宮村が流し込んだ。
 

ドリブル突破も得点には結びつかず。


 ボールを支配しながらも、なかなか思い通りにならない。むさしの選手たちはその内容にもがまんしてよく戦っていたが、ロングボールやカウンターでウラをとられるかもしれないという危険な匂いは常に漂っていた。
 奥原崇育成部長は「年間を通して見てきましたが、金沢は非常にいいチーム。少ないながらも交替カードや得点するすべを持っている」と評価したが、それも頷ける試合だった。
 対するむさしは

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