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後藤勝責任編集「トーキョーワッショイ!プレミアム」

佐藤一樹FC東京U-18監督の退任によせて【Short Column/無料公開】

 

京都サンガF.C.トップチームのコーチ就任が決まった佐藤一樹前FC東京U-18監督。


 12月28日、佐藤一樹FC東京U-18監督の退任と、京都サンガF.C.トップチームコーチへの就任が同時に両クラブから発表された。23日の名古屋遠征が、東京に於ける最後の仕事となった。
 
 佐藤前監督は2012年にFC東京U-18のコーチとしてFC東京に加入。U-18監督に就任した2014年にプリンス関東からプレミアEASTへの昇格を成し遂げ、2016年にはクラブユースとJユースカップの二冠を達成。2017年にもクラブユースを制すると、プレミアEASTで初優勝を果たし、チャンピオンシップではヴィッセル神戸U-18を破って日本一に輝いた。
 今シーズンはプレミアEASTで9位に終わり、プリンス関東への降格が決まっていた。
 

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 もちろん、責任をとっての辞任でも解任でもない。クラブにとってはトップからアカデミーまでの体制を徐々に変更していく、佐藤前監督にとっては異なるポストへの挑戦を期す頃合いであり、このオフでなくとも、遅かれ早かれ役職は変わっていただろう。偶然にも現役時代お世話になった古巣からの誘いがあり、生まれ変わろうとする京都のために一肌脱ごうと今回の移籍となった。快く送り出すほかはない。
 
 プレミア昇格、そしてチャンピオンシップ優勝と、FC東京U-18でやれるだけのことはやりきった。その経験を京都でどう活かしていくかも気になるが、まずは他のコーチ陣とともに中田一三監督の補佐を務めることとなりそうだ。
 
 一方東京は、アカデミーに関しては巧い選手が強度の高いプレーをするという現代サッカーの潮流を踏まえたモデルまたはスタイル像が明確になってきているようだが、これをトップにどうつなげていくかが成長のカギだろう。トップ、U-23、U-18、U-15深川とU-15むさしを貫く強化育成ラインの構築に期待したい。
 
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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

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