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王者からしたたかに勝点1。新生FC東京、上々の船出【J1第1節第1報】

 

等々力陸上競技場。


 2月23日、FC東京は等々力陸上競技場でJ1第1節に臨み、昨シーズンリーグチャンピオンの川崎フロンターレと対戦。0-0で引き分け、勝点1を手にした。
 
◆崩れなかった守備
 
 2018年のJ1第33節では川崎の強いプレッシャーに圧されて完敗。これを繰り返すまいと、東京はリスクを減らす対策を講じ、トレーニングを重ねてきた成果を見せた。
 
 序盤は2トップが高い位置でプレッシャーをかけに行く。以後、状況に応じてプレスのスタート位置を変え、ベタ引きにはならず、ある程度自陣に下がったところで構えてそこからアプローチをするやり方で安定させた。川崎のプレスに嵌まらないように先手を取り、プレッシャーをかけるならば、前からどんどん行きたいところであるし、実際にそうしようとしていたが、自重した。
 髙萩洋次郎は言う。
「ブロックをつくる時間が長かったのでボールを奪いに行く場面はそんなに多くなかったけど、

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