ユアスタで何が起きていたのか【ルヴァンカップ第2節第2報】
ほぼ混乱といっていい状態に追い込まれた時間帯に2失点。フォーメーションを4-4-2から3-3-2-2に変更して立て直したが、勝つことはできなかった。3月13日のルヴァンカップBグループ第2節で何が起きていたのか、あらためて振り返ってみよう。
◆シャドーを掴めない
太田宏介が言及していた、序盤にあったミスの多さは、平川怜も認めている。
「ミスが多くて、ああいうミスがつづくとゲームが壊れてしまう。それは自分たちの実力なので何も言い訳できない。巧くなるしかないと思います」
この点に於いて若手選手たちが批判されるのは仕方のないことかもしれない。しかし個人の力量不足だけを指摘するのは若干気の毒な気もする。
田川亨介がこう言うくらい、彼らは何もできなかった。
「途中までまったくセカンドボールを拾えず流れを掴めず失点もして、途中、自分たちのリズムになるまで時間がかかりました。失点がいちばんの反省点。そこでがまんできていれば展開もちがったものになったと思います」
ベガルタ仙台の3-4-2-1に対して、FC東京がマッチしない。1トップの背後でうごめく仙台の2シャドーが浮いてしまい、掴まえきれないのだ。
そのときの状況を、岡崎慎はベンチから見つめていた。そして分析し、入ったらこうしようというイメージをつくった。
「前半、
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