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ぶっつけ本番秩父宮! 現状のベストメンバーを編成、必勝体制で水曜夜の都心へ【ルヴァンカップGS第3節プレビュー/引用コメント:渡辺剛、岡崎慎、ナ サンホ、ジャエル】

 

J1出場へのきっかけを掴めるか、渡辺剛。トップチームでベンチ入りした経験を活かしたい。

トップでの出場機会がないまま4月を迎えた岡崎慎。このボランチへのコンバートが成功するか否かに今後がかかっていると言っても過言ではない。

己を成長させるための舞台に日本を選んだナ サンホ。その決断が誤りでなかったことを示すためにも、東京の看板となるほどの活躍をしてほしい。

vs.清水戦に於けるディエゴ オリヴェイラとの「連続ループ弾」はさすがブラジルコンビというクオリティ。ルヴァンカップでも痛快なフィニッシュを見せたいところ。

◆秩父宮の芝生を踏まないまま当日を迎える青赤軍団

 4月10日、FC東京は秩父宮ラグビー場でJリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第3節に臨み、サガン鳥栖と対戦する。
1964年の東京オリンピック以来55年ぶりに開催される秩父宮でのサッカー。さぞかし気合を入れて準備をしているのだろうと思いきや、そうは問屋がおろさなかった。
「今日(4月9日)の午後から練習に使いたい旨の打診をしていましたが、使用許可がおりませんでした」と、長谷川健太監督は語る。ぶっつけ本番だ。
 運営スタッフが下見に行った際の報告では、芝生はやや長めながらも味の素スタジアムとほぼ変わらず──ということだったが、実際にピッチを踏みしめ、場内がどう見えるのかを確かめる機会は得られなかった。
 その意味ではビジターチームのサガン鳥栖と同じ条件。救いと言えるのは、連戦ながらも次のリーグ戦が日曜開催で中3日と間隔が空き、ホームゲームがつづくという日程だ。
 このおかげで現状のベストに近いメンバー編成をしやすくなった。これまではJ1、ルヴァン、J3でユニットを分けてきたが、あす10日のvs.鳥栖戦は“ミックス”となる可能性が高い。

 リーグ戦では好調の東京もカップ戦では2連敗。勝つにはまず失点を食い止めることが必要で、当然ディフェンス陣にも危機感はある。
 柏レイソル戦でゴールを決めている渡辺剛はその個人的な活躍がクローズアップされる反面、勝利を得られていない状況。もちろん、このままでいいとは思っていない。
「2試合勝利がないと、チームとしても個人としても評価されない。自分のプレーを出したい気持ちもありますけど、健太さんもチームとして結果を残してほしいと思っていると思う。まずは失点を抑えて、

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