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長谷川健太監督「姑息な手は使わない!」ハイプレスの無効化を目論む大分にあえて真正面から挑む【J1第14節プレビュー】

 


紅潮した面持ちで取材に応じた長谷川健太監督は、熱い言葉を発散しつづけた。 ©F.C.TOKYO


 6月1日、FC東京は味の素スタジアムでJ1第14節に臨み、大分トリニータと対戦する。久保建英も「つづけて勝点3を獲れないと、少なくとも(2連続引き分けで)4ポイントを失う。連続して引き分けたり、連敗することは避けたい」と言うように、前節セレッソ大阪に敗れたあととあって是が非でも勝利が欲しい一戦だ。
 しかし大分は2014シーズンから2018シーズンまでの5年間をJ2またはJ3で過ごし、近年の対戦データが少ない状態。実際に戦ってみないとわからない部分が多いばかりか、今シーズンはここまで勝点24と首位を狙える位置にいる好調ぶり。前半戦の終盤に重要な一戦が来てしまった感がある。掛け値なしに、もっとも嫌な相手と言っていいだろう。
 
◆東京スタイルを無効化する大分スタイル
 
 前節は川崎フロンターレに敗れ、前々節は清水エスパルスと引き分け。そのあいだに挟まったルヴァンカップでも敗れている。徐々に“大分対策”が奏功してきているフシもあるものの、大分の基本スタイルが、対戦する相手にとってやりにくいものであることには変わりない。
 自陣でボールをつなぐ。そこへプレッシャーをかけようとすると前線に長いボールを送ってウラをとり、いわゆる“ひっくり返す”ことで優位に立つ。ハイプレスを無効化するような戦術だ。
 
「非常に厄介な相手だと思います」
 シンプルに大分の印象を求めると、長谷川健太監督は

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